2016年04月06日

『ヘイトフル・エイト』(TOHOなんば★★★★1/2)

 前半の冗長さも何のその、後半の怒涛の展開に引きこまれて、あっという間の168分だった。確かに駅馬車での会話の数々は、退屈ではないものの長々としてると観てる間は感じたものの、観終わってから思い返すと、登場人物達の会話のやりとりが、ラストの展開に繋がってると気付かされ、この構成は見事というほかなかった。
 全員悪党ばかりなだけに、殺す時は躊躇なく問答無用なのもまた爽快感たっぷり。命乞いも、最後の言葉も許さない、血みどろの展開も納得してしまう。
 リンカーンの手紙という小道具も機能してて、あれだけで登場人物達の立ち位置が分かるのもまた上手い。
 うん、タランティーノの映画の中でも好みの上位の作品でありました。
ラベル:映画
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2016年03月31日

『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』(テアトル梅田★★★1/2)

 リーマン・ショック後のアメリカの、住宅ローンの返済不能で家を追い出される人々を描いてて、他人事ではないと思えるだけに、チクチクと胃が痛くなる映画。
 家族を養うためとはいえ、自分を追い出した憎むべき相手に仕事をあたえてもらった上に、自分がされた仕打ちである追い出す側の仕事をする羽目になった屈辱が、仕事と金の魅力に徐々に捕らわれていく過程が何ともリアル。
 それだけに主人公のアンドリュー・ガーフィールドに感情移入してしまうのだけど、不動産屋のマイケル・シャノンの理屈はある程度は間違ってないのもよく分かるし、魅力的なのもまた確か。
 ただラストの展開はちょっと拍子抜けで、着地地点までリアリティのある話にしてしまったのは勿体無い。突き抜けた話にしても良かったかなとは思う。
ラベル:映画
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2016年03月19日

『独裁者と小さな孫』(シネ・リーブル梅田★★1/2)

 架空の独裁国家で独裁者が幼い孫とクーデターから逃亡する寓話ではあるけど、クーデター後の混乱などに皮肉たっぷり。タイトルから想像するような甘い内容ではないのも確か。特に、政治犯の帰郷のエピソードがキツい。
 ただラストの展開はちょっと唐突すぎる気がする。
 責任の所在と憎しみの連鎖、というのは究極的な問いではあるけど、そこまで割り切れるものでもないというのが正直なところ。なので結末は個人的には肩透かしだったかな。
ラベル:映画
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2016年03月18日

『傷物語I 鉄血篇』(TOHOなんば★★1/2)

 上映時間は60分なのに長く感じる。
 一言で言うと、くどい。
 クォリティは高いし、雰囲気も悪くない。でも演出が長ったらしいので、メリハリが悪いことこの上ない。60分三部作よりも、90分前後篇にした方が絶対良いよ。
 ただ一番の救いは、眼鏡巨乳委員長ことバサ姉が可愛らしすぎること。なに、あの可愛らしい生き物は? あれはあざとすぎる。でもいい。アララギさんがムラムラするのもよーく分かります(笑)。あと忍野メメがかっこよすぎだろ。
ラベル:映画
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2016年03月13日

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(TOHOなんば★★★★1/2)

 面白かった!
 そしてまごうことなきスター・ウォーズだ!
 誰かが「スター・ウォーズビンゴを1つずつ開けていってる感じ」と言ってたのに大いに納得。旧三部作へのリスペクトが素晴らしい。
 どこかで見たことある、でもそれは新しく作られた、ファンが見たかったシーンでもある。その味付けが絶妙で、展開や台詞に何度もニヤリとさせられる。だからこそ予定調和であってもワクワク出来る。
 お見事だ。
ラベル:映画
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2016年03月11日

『ブリッジ・オブ・スパイ』(TOHOなんば★★★★)

 スピルバーグらしい、強い信念を持つ男を、コーエン兄弟らしいジョークを交えた脚本で描かれた、人死が出ないスパイ映画の良作。観終えた後、142分があっという間だったのに気付かされる。それだけテンポが良い。
 ソ連のスパイ役マーク・ライランスが凄くいい。感情を表に出さないだけに、トム・ハンクスを「不屈の男(Standing man)」と呼ぶシーンの演技がとても良く、特に二度目の、橋でのやり取りは泣けてきた。
ラベル:映画
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2016年03月02日

『残穢 住んではいけない部屋』(なんばパークスシネマ★★★)

 ホラーというより、穢れの元を追求していくミステリー仕立てで、貞子の出ない『リング』かな。加えて、土地から土地を渡り歩き、無作為に祟っていく『呪怨』の要素もあり、日本独特の怖さがある。
 住んでいる場所の来歴がろくでもないものだった、というのが徐々に分かる展開には底知れぬ怖さがある。
 それだけに、ラストの展開には唖然。無作為に祟られるからこその怖さが原作にはあったのに、それが全て台無し。
ラベル:映画
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2016年03月01日

『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(TOHO泉北★★1/2)

 展開は行き当たりばったり、伏線らしいものはなく、ツッコミどころ満載。特にベルトさんの登場は無理やりすぎて苦笑するしかない。
 ただ戦闘シーン開始時の決めポーズや、戦闘中の演出はさすがのカッコ良さ。それと最後の結婚式は、ドライブの締めくくりとしてすごく良かった。その点は大いに評価。
ラベル:映画
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2016年02月27日

『さらば あぶない刑事』(なんばパークスシネマ★★★)

 行き当たりばったりのご都合主義なストーリー。だけど、それがあぶデカと言わんばかりの潔さ。とにかく、タカとユウジがカッコイイ。立ち居振る舞い、何気ない会話、それだけで絵になるのはさすがというべきか。
 頭空っぽにしてみるのに相応しい、古き良き昭和の刑事もの。柴田恭兵の走りも、舘ひろしのバイクも、素晴らしい。ラストもあぶデカらしいというべきか。
 ただスローモーションの多用や、カットの繋ぎの悪さは如何なものか。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

『イット・フォローズ』(TOHOなんば★★★1/2)

 アイデアの勝利なホラー映画。「それ」のルールが明確なので、ただ人が近づいてくるだけでもドキドキしたり、周囲の誰が「それ」なのか注意を払ったりと、何気ないシーンに怖さを感じさせてくれる。これは上手い。
 中盤、探偵ごっこしてる余裕があるのかと思いたくなったけど許容範囲か。決着の付け方は微妙。あれでいいの?
 でもラストカットの、「結局今は誰に憑いてるの? あれ、後ろは?」というのは余韻を感じさせてくれて良かった。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

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