2017年09月27日

『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(TOHO泉北★★★)

 今年はオリジナル年で、ドラえもん成分はかなり控え目。いつもの面子も大人しく、ひみつ道具もそこまで万能じゃない(大自然の脅威の方が手強い)。
 逆に、ドラえもん要素を取っ払うと、見事なまでにワクワクする大冒険ものになってる。
 南極へ、その下へ、そして10万年の過去へと、縦横無尽の大冒険っぷりが、とても愉しい。
 タイムパラドックスのトリックはちょっと雑かなと思ったけど、10万年という設定を活かしたエピローグが何とも印象深い、良いオリジナル回だった。
ラベル:映画
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2017年09月24日

『散歩する侵略者』(なんばパークスシネマ★★★★)

 ナンダコレナンダコレナンダコレ。
 観終わった後、すごく混乱しつつ、すごく愉しかった。
 人から概念を奪う異星人の侵略SFなんだけど、ホラーでもあり、コメディでもあり、そしてラブストーリーでもあるという不思議な映画。そして前半と後半の乖離がまた凄い。人から概念を奪うというアイデアもさることながら、たった3人による侵略が世界の破滅に繋がっていく展開が、監督の過去作『回路』を彷彿とさせつつ、今風でもあるのが面白い。
 個人的には長谷川博己のジャーナリストの立ち位置がよくて、演説後の振り切れっぷりが凄く好き。
ラベル:映画
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『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(大阪ステーションシティシネマ★★★★)

 「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」という台詞を嘲笑うかの如く、会議室でテロリストのアジトを観察し、爆撃命令を出し、爆発する瞬間もモニターで確認できる、という現代の戦争にゾッとさせられた。
と同時に、責任のたらい回しを見せつけられて、苦笑するしかなかった。
 ただ自爆テロの準備が着々と進む中、責任の押し付け合いで時間だけが過ぎていく緊張感と、パン売りの少女の命運が、遠く離れた会議室で決められる現実が重かった。
 ラストも現実的といえば現実的だし、こうなるしかなかったという気はする。またこれが不幸の連鎖になっていくだろうことを暗示させるものだったのが、重苦しい映画に相応しい結末だった。
ラベル:映画
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2017年09月23日

『三度目の殺人』(TOHOなんば★★★★)

 強盗殺人を自白した犯人と、その犯人の二転三転する発言に翻弄される弁護士。
 まったく底が見えない、不気味とも言える犯人を役所広司が見事に演じていて、終始引き込まれる。事件の真相よりも、この犯人が一体何者なのか、最後まで気になって仕方がなかった。
 勝ちにこだわるクールな弁護士の福山雅治と同じように、観客も役所広司の動機が一体何なのか、そしてそうだったのかと腑に落ちた後にやってくる、深い闇の底のような展開。
 タイトルの意味をどう捉えるかで評価が変わるかと。これは誰かと話したくなる映画だなぁ。
ラベル:映画
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『虐殺器官』(TOHOなんば★★★)

 押井守監督によるメタルギアソリッド、というのが第一印象。未来的な兵士による潜入ミッションもよく描けていたけど、それよりも登場人物達による小難しい会話劇がとても愉しかった。会話のキャッチボールも、その内容も好みだけど、咀嚼するのが大変。
 会話劇がメインだけど、物語自体もテンポよく進むので、上映時間の割に退屈しなかったのも確か。あと戦闘シーンはレーティングも納得のエグい描写満載。
 個人的には、黒沢清『CURE』を彷彿とさせる展開なのに、ラストはしっくりこなかったのが、ちょっと残念。
ラベル:映画
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2017年07月17日

『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(TOHOなんば★★★1/2)

 原作未読。アニメ版のみ視聴済。
 アニメ版からすると過去話、大戦時に人という弱き種族でありながら生きるため足掻く青年と、心を求める機械の少女とのボーイミーツガール。
 というド直球の設定、且つ、見事なまでの純愛ラブストーリーで、これが意外なことに面白かったし、グッと来る。
 アニメ版の主人公達の軽いノリは少しあるけれど、終始シリアスで重く。それでいて、アニメ版の主人公達では描けないだろう、青年と少女の純愛には、やっぱり心震えた。今に繋がる繋がる事態の収束の仕方も好みで、ゼロというタイトルは伊達ではなかったかと。
 あと戦闘シーンはほとんどないものの、劇場版らしいクオリティでその点も大いに満足。
ラベル:映画
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『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』(TOHO鳳★★1/2)

 サトシとピカチュウとの出会いからの、始まりの物語を描いた今作。
 20周年記念というよりも、登場するのが基本のポケモンがメインだったり、ポケモンの進化系をきちんと見せてる点から、ポケモンGOから入った人を対象にしてる感もするかな。
 ポケモンとの出会いと別れを、細かいエピソードで詰め込んでるけど、それはそれで悪くない。
 ただ全体として納得できない点も多くて、例えばがむしゃらに強くなるのが悪い心なのか、虹の勇者って結局何だったのとか、あの復活は何があってああなったの等、心象風景やら雰囲気やらの演出だけで、色々と説明がおざなりになってるのが正直如何なものかと。
 とはいえ、一緒に観た6歳児が、別れのシーンには涙を浮かべてたし、ラストのサトシとピカチュウがかばい合うシーンではハラハラして観てたので、大人がどうこう思うよりも、やはり子どもの反応が一番だなぁとは思った次第。
ラベル:映画
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2017年05月31日

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(TOHOなんば★★★1/2)

 これは正直やられた。
 ただのラブストーリーかと思いきや、設定に捻りがあって、それが上手く物語に活かされている。『君の名は。』と同じで、ギミックを知った上で、もう一度観たくなる。こういうギミックには弱いのだ。
 そしてギミックを知った後だと、とにかく小松菜奈が可愛くて、健気で、グッとくる。
 もちろん、色々とツッコミたくなる設定ではあるけど、ラブストーリーだけで完結させたのはある意味正解。
 素直に感動したし、別れは本当に切なかった。いい物語でした。
ラベル:映画
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2017年05月28日

『ポッピンQ』(ブルク7★★1/2)

 卒業式当日、いきなり異世界に飛ばされた女子中学生達は、世界を救うため、ダンスを踊る羽目になった、という物語。
 何を言ってるのか分からないけど、でも本当なんだよ。2クールアニメの総集編みたいな映画。幾らなんでも端折りすぎだ。
 賛否両論も納得なんだけど、でも言われてるほど悪くない。言葉足らずだとは思うけど、女子中学生の成長をきちんと描いてるのは好感が持てる。
 うーん、これは実はTVシリーズとして企画されたけど、止む得ない事情で映画にするしかなかった、という風にも見えるなぁ。TVシリーズの企画だったと考えると、あのCパートの意表を突く展開というか、全力のやり投げっぷりも納得できる……出来るかぁ!w
 「これはどこの男坂だよ!!」と叫びたくなるCパートだけでも観る価値ありました。
 いや、マジでマジで。
ラベル:映画
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2017年05月27日

『ローグ・ワン』(TOHOなんば★★★1/2)

 前半の退屈っぷりが嘘みたいな後半の盛り上がりと、クライマックスの戦闘、そしてラスト10分の興奮。
 「希望」を連呼するだけあって、全体的に暗い雰囲気なんだけど、それこそがエピソード5に繋がる物語だと強く印象づけるのは上手い。
 とはいえ、個人的には良い出来とは言い難い物語。登場人物の行動も作戦も行き当たりばったりで、ツッコミどころ満載なのは如何なものかと。作戦が成功するのが分かってるので、逆算的な話にならざるを得ないとはいえ、緊張感がないのが何とも痛い。
 観てる最中、面白かったし愉しかったけど、「いやいや、お前らそれはあかんやろ」と言いたくなるのは駄目だと思う。特に主人公やキャプテンの言動と行動は、途中で撮り直しが発生したせいかなと勘ぐるぐらい首尾一貫してなかった。
 やっぱり結末ありきの物語だなぁ。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする