2017年05月07日

『ダゲレオタイプの女』(シネ・リーブル梅田★★★)

 黒沢清の新作は、キャスト、スタッフ、舞台は全てフランス。なのでフランス映画なのだけど、まごうことなく黒沢清映画という、ある意味それが全てと言ってもいい映画。
 日本で撮れば、ただの幽霊モノなんだけど、フランスで撮ってることで、独特の雰囲気が出てる。
 フランス映画の間延びした展開と、黒沢清の間を上手く使った描写の仕方が、融合している。
 と言えば聞こえがいいけど、多少退屈な部分があるのは確か。
 ただ怖さは相変わらずで、ラストのオチも、黒沢清らしくて良い。
ラベル:映画
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2017年04月29日

『ドント・ブリーズ』(大阪ステーションシティシネマ★★★)

 デトロイトの盲目退役軍人のじいちゃんvs三人組強盗。前半はホラー映画とは思えないんだけど、これは確かにホラー。終始緊張感が凄くて、最後までそれが持続するのが凄かった。
 とにかくじいちゃんが強くて怖くておっかない。あと犬怖い。
 アイデアとして面白く、また実際に内容も面白かったけど、もう少しはっちゃけても良かったかなと。地に足の着いた展開だったのが、個人的には勿体無いなぁと。これは好みの問題なので、映画好きな人がこれを推す理由もよく分かる映画ではありました。
ラベル:映画
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『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』(TOHOなんば★★)

 アニメと実写の世界が、スイッチ一つで入れ替わる、という仕組みは面白い。実写パートは登場人物もCGの妖怪達も違和感なく、悪くはなかったかと。
 ただそれだけで他に特筆すべきことはなし。前作よりはマシ程度。
ラベル:映画
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2017年04月25日

『死霊館 エンフィールド事件』(DVD鑑賞★★★)

 前作同様、きちんとお約束を踏まえた上で怖い描写をしてくれる、良いホラー映画。人間ドラマとしても面白く、主人公夫婦が本当に善人な上、特にこの手の物語にありがちな、苛めてくる嫌な奴がいないので、ストレスなく見れるのがよい。
 物語も、前作のようなストレートなエクソシスト話かと思いきや、ひねりがあって、その点も良かった。
 ただ2時間超はちょっと長い。前作のコンパクトさが良かっただけに、テンポの悪さが目立った感じがする。
ラベル:映画
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2017年04月22日

『ロスト・バケーション』(DVD鑑賞★★★)

 最近では珍しい(?)正統派サメ映画。
 岸はすぐ側なのに、サメに阻まれて逃げ出せない、という緊張感を最後まで見せてくれる。主人公の生い立ちや家族構成も要点を踏まえて説明するのも上手い。
 サメが怖いというのを堪能できる佳作。ラストもグッド。
ラベル:映画
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『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(なんばパークスシネマ★★★1/2)

 予想以上に面白かった。というか前シリーズより好みかもしれない。
 主人公も時代も変えたハリポタ新シリーズの五部作(もうそんなに決まってるの!?)の第一弾は、顔見せ的ではあるけれど、幕開けとしてはかなり上手く出来てる。
 前シリーズが学園モノらしい、いじめとえこひいき満載だったのに対して、今シリーズは、主人公が大人だけに、社会や差別と対立する。ハリポタを観て育った子供が大人になって、社会という現実に対面している構造になってるのが上手い。
 主人公ニュートは、始めどんなキャラクターか分からなかったけど、鞄の中でのやりとりがすごく良くて、好感が持てるキャラに早変わり。あれは上手い。
 もっとも一番好感度が高いのは、パン屋希望のおっちゃん。いいキャラだった。
ラベル:映画
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2017年04月12日

『暗黒女子』(なんばパークスシネマ★★1/2)

 女子校を舞台にした、「誰が彼女を殺したのか」で証言が食い違う、いわゆる羅生門話。
 誰もが誰かを陥れようとするのが女子校らしいというべきか(偏見?)。表の仲良しさと、裏のドロドロした感情を、それはもう厭なぐらい登場人物達が熱演しているのが良い。
 誰も彼も、自意識過剰。でも極端ではあるけど、高校生なら多かれ少なかれ、という気もする。
 とはいえミステリーとしては、ツッコミどころは多い。途中まではあまり気にならないけど、最後の展開はちょっとやり過ぎだし、無理がある。
 あと個人的には、オチは「交代」ではなく「黒幕」の方が良かったかな。
ラベル:映画
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『劇場版 艦これ』(なんばパークスシネマ★★1/2)

 テレビ版の出来が散々だったので期待値低く観たら、悪くはなかった。という程度。冒頭の戦闘などは劇場版だけあって出来は良く、そこは満足。でも肝心のストーリーは、こんな話テレビ版でやっとけよ、と言いたくなる。延長戦をわざわざお金出して見せられた感じだ。
 艦娘とは、深海棲艦とは、という物語は、やりたいことは分かるし、良くも悪くもテレビ版を踏まえてるのは評価出来るけど、どうにも駆け足で、結局、何が起こったのか、何故そうなったのか、分からない。しかも日本アニメの悪いクセで、心象風景で片付けてしまった。

 個人的に納得いかないのは、エンドロール後。あれは完全に蛇足では。
 ネタバレになるので、例えて言うなら「あらいぐまラスカル」で、最終回の別れの後に、「でもラスカルはまだ2階にいるのです」とか言われた気分。
 別れが台無しだよ! それで本当にいいのか?
ラベル:映画
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2017年04月08日

『ハードコア』(なんばパークスシネマ★★★★)

 上映時間の96分間、ずっと主人公の目線のみの一人称映画(つまりFPSのゲーム画面と同じ)。
 殴り殴られ、吹っ飛び吹っ飛ばされ、落ちたり飛んだりと、嫌でも主人公の境遇を体感できてしまう。その上、記憶はない、声も出ないと、主人公と同一化を徹底してる上手い。
 一人称なだけのネタ映画かと思いきや、さにあらず。記憶をなくし、謎の敵から追われ、逃げ惑い、そして反撃していく様は面白いし、謎の味方ジミーの存在もすごくSF的だ。ストーリーはあってなきが如しだけど、後半のジミーとのやりとりは、グッと来た。あれは不意打ちだ。
 映画としても画期的だし、本当に主人公とシンクロしてる気分が味わえる96分間。但し画面が目まぐるしく動くので、観終わった後、かなり疲れた。また人がガンガン死ぬし、かなりグロい。
 人はかなり選ぶけど、稀有な映画体験をしたいなら是非とも観て欲しい。
ラベル:映画
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『湯を沸かすほどの熱い愛』(なんばパークスシネマ★★★★)

 これはやられた。難病モノで安っぽい感動を押し付ける映画とは一線を画する出来。
 泣けた。
 脚本に一本筋が通っていて、構成が見事。母親との縁で、繋がった家族というべきか。
 だからこそ、土下座からの続く展開には、泣くしか無い。本当にやられた。
 タイトルがそういう意味とは、という驚きも。これは観ないと分からないけど、観ると納得せざるを得ない。すごく良いタイトルだった。
 宮沢りえの熱演もさることながら、ヒッチハイカーの松坂桃李の役どころがガツンと来た。彼が出会うことが本当に良かった。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする