2016年03月31日

『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』(テアトル梅田★★★1/2)

 リーマン・ショック後のアメリカの、住宅ローンの返済不能で家を追い出される人々を描いてて、他人事ではないと思えるだけに、チクチクと胃が痛くなる映画。
 家族を養うためとはいえ、自分を追い出した憎むべき相手に仕事をあたえてもらった上に、自分がされた仕打ちである追い出す側の仕事をする羽目になった屈辱が、仕事と金の魅力に徐々に捕らわれていく過程が何ともリアル。
 それだけに主人公のアンドリュー・ガーフィールドに感情移入してしまうのだけど、不動産屋のマイケル・シャノンの理屈はある程度は間違ってないのもよく分かるし、魅力的なのもまた確か。
 ただラストの展開はちょっと拍子抜けで、着地地点までリアリティのある話にしてしまったのは勿体無い。突き抜けた話にしても良かったかなとは思う。
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2016年03月19日

『独裁者と小さな孫』(シネ・リーブル梅田★★1/2)

 架空の独裁国家で独裁者が幼い孫とクーデターから逃亡する寓話ではあるけど、クーデター後の混乱などに皮肉たっぷり。タイトルから想像するような甘い内容ではないのも確か。特に、政治犯の帰郷のエピソードがキツい。
 ただラストの展開はちょっと唐突すぎる気がする。
 責任の所在と憎しみの連鎖、というのは究極的な問いではあるけど、そこまで割り切れるものでもないというのが正直なところ。なので結末は個人的には肩透かしだったかな。
ラベル:映画
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2016年03月18日

『傷物語I 鉄血篇』(TOHOなんば★★1/2)

 上映時間は60分なのに長く感じる。
 一言で言うと、くどい。
 クォリティは高いし、雰囲気も悪くない。でも演出が長ったらしいので、メリハリが悪いことこの上ない。60分三部作よりも、90分前後篇にした方が絶対良いよ。
 ただ一番の救いは、眼鏡巨乳委員長ことバサ姉が可愛らしすぎること。なに、あの可愛らしい生き物は? あれはあざとすぎる。でもいい。アララギさんがムラムラするのもよーく分かります(笑)。あと忍野メメがかっこよすぎだろ。
ラベル:映画
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2016年03月13日

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(TOHOなんば★★★★1/2)

 面白かった!
 そしてまごうことなきスター・ウォーズだ!
 誰かが「スター・ウォーズビンゴを1つずつ開けていってる感じ」と言ってたのに大いに納得。旧三部作へのリスペクトが素晴らしい。
 どこかで見たことある、でもそれは新しく作られた、ファンが見たかったシーンでもある。その味付けが絶妙で、展開や台詞に何度もニヤリとさせられる。だからこそ予定調和であってもワクワク出来る。
 お見事だ。
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2016年03月11日

『ブリッジ・オブ・スパイ』(TOHOなんば★★★★)

 スピルバーグらしい、強い信念を持つ男を、コーエン兄弟らしいジョークを交えた脚本で描かれた、人死が出ないスパイ映画の良作。観終えた後、142分があっという間だったのに気付かされる。それだけテンポが良い。
 ソ連のスパイ役マーク・ライランスが凄くいい。感情を表に出さないだけに、トム・ハンクスを「不屈の男(Standing man)」と呼ぶシーンの演技がとても良く、特に二度目の、橋でのやり取りは泣けてきた。
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2016年03月02日

『残穢 住んではいけない部屋』(なんばパークスシネマ★★★)

 ホラーというより、穢れの元を追求していくミステリー仕立てで、貞子の出ない『リング』かな。加えて、土地から土地を渡り歩き、無作為に祟っていく『呪怨』の要素もあり、日本独特の怖さがある。
 住んでいる場所の来歴がろくでもないものだった、というのが徐々に分かる展開には底知れぬ怖さがある。
 それだけに、ラストの展開には唖然。無作為に祟られるからこその怖さが原作にはあったのに、それが全て台無し。
ラベル:映画
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2016年03月01日

『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(TOHO泉北★★1/2)

 展開は行き当たりばったり、伏線らしいものはなく、ツッコミどころ満載。特にベルトさんの登場は無理やりすぎて苦笑するしかない。
 ただ戦闘シーン開始時の決めポーズや、戦闘中の演出はさすがのカッコ良さ。それと最後の結婚式は、ドライブの締めくくりとしてすごく良かった。その点は大いに評価。
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2016年02月27日

『さらば あぶない刑事』(なんばパークスシネマ★★★)

 行き当たりばったりのご都合主義なストーリー。だけど、それがあぶデカと言わんばかりの潔さ。とにかく、タカとユウジがカッコイイ。立ち居振る舞い、何気ない会話、それだけで絵になるのはさすがというべきか。
 頭空っぽにしてみるのに相応しい、古き良き昭和の刑事もの。柴田恭兵の走りも、舘ひろしのバイクも、素晴らしい。ラストもあぶデカらしいというべきか。
 ただスローモーションの多用や、カットの繋ぎの悪さは如何なものか。
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『イット・フォローズ』(TOHOなんば★★★1/2)

 アイデアの勝利なホラー映画。「それ」のルールが明確なので、ただ人が近づいてくるだけでもドキドキしたり、周囲の誰が「それ」なのか注意を払ったりと、何気ないシーンに怖さを感じさせてくれる。これは上手い。
 中盤、探偵ごっこしてる余裕があるのかと思いたくなったけど許容範囲か。決着の付け方は微妙。あれでいいの?
 でもラストカットの、「結局今は誰に憑いてるの? あれ、後ろは?」というのは余韻を感じさせてくれて良かった。
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2015年12月29日

『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版』(DVD視聴★★★1/2)

 このシリーズは初めて観たんだけど、いやー、すげぇ愉しかった。
 普通のホラー映画だと思っていただけに、前半のオカルトチックな展開が、後半に一気にオカルト超大戦になった辺りが、特に素晴らしい。どこから突っ込めばいいんだよ、いや、突っ込んだら負けだよ!と思わせたら、勝ちだよなぁ。
 低予算なのはよく分かるけど、それを逆手に取って、やりたい放題してるのがよく分かる。
 これはニコニコなどの実況向き。観るなら一人でではなく、大勢で観たほうが絶対愉しい。
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2015年12月25日

『グリーン・インフェルノ』(なんばパークスシネマ★★★)

 これぞ、究極の医食同源(笑)。意識高い人々が食人族に捕らわれて美味しく頂かれるお話。
 残酷で18禁だけど、エログロは控え目で、もう少し弾けても良いのではと思ったり。逆に、皮肉な物語なのは意外。
「(人間には)捨てる部位はないのです」「この後、スタッフが美味しく頂きました」というテロップが思い浮かぶし、死んだ人間には見向きもせず、新鮮な人間を殺して頂く、という徹底っぷり。グルメな原住民だなぁ。
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2015年12月24日

『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』(TOHO泉北★★)

 妖怪ウォッチ人気は落ちてきたものの、メダル商法で座席はほぼ満席。
 物語自体は、壊滅的と言っても差し支えないほどの出来だった前作よりはマシとはいえ、ただの短編集でしかなく、5つの物語の繋がりはほとんどないので、映画にする必要は皆無。別にタランティーノのように、一つ一つのエピソードが最後に集約される、といったモノを期待してるわけではないけど、こんなお粗末な脚本だったら、やらないほうがまだマシやん。
 見所は、大人の事情で再登場した梶フユニャンと、子安ぬらりひょんのイケメンボイスぐらい。
 とにかく、ぬらりひょんの小物っぷりに苦笑しまくり。あとエンマ大王の犯罪行為を見過ごすべきではないかと。特に児誘拐はあかんやろ。。。

 この映画から得られる教訓は「子供向けと子供騙しは全く別物」ということだ。
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2015年12月23日

『ガールズ&パンツァー 劇場版』(TOHO泉北★★★★1/2)

 凄かった! 面白かった!
 ガルパンはいいぞ!

 何を言ってもネタバレになるので、そのぐらいしか言えない。でも文句無しに愉しかったし、面白かった。
 そして、お約束で、王道で、とにかく熱い。絶賛しかない。
 これほど視たいもの見せましょう、な体現した劇場版も珍しい。
 キャラがワンサカ出て、台詞から行動からネタの宝庫でいちいち愉しい。その上で、これだけの人数をきちんと動かしている脚本が凄い。まあ皆キャラ立ちし過ぎてるからだろうけど。新キャラも負けず劣らず個性的。特にチハタンのネタっぷりがステキ。
 惜しむらくは、もっと余韻となるようなエピローグが欲しかったところ。帰還していく面々のカットはそれはそれでらしくて、良かったけどね。
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2015年11月29日

『ハーモニー』(TOHOなんば★★1/2)

 原作未読。予備知識無しで観たけど、特に問題ない感じ。ただ会話劇とモノローグを多用しているので、映画としてはちょっといただけない。構成も事件が起きるまではちょっと退屈。ただ、それ以降はテンポよく進むので悪く無い。
 物語自体は、病気がなくなった近未来を、ある意味ディストピアとして描写していて、そこで閉塞感を感じる少女達に共感できるかどうか、というところ。若い頃にありがちな厨二病な感性だなぁ、と一刀両断してしまえるので、そうすると身も蓋もない気もする。
 あとラストの展開は、理解は出来るけど、多少納得出来ないかな。黒沢清「CURE」?

 ちなみに観てる間、既視感があったのだけど、ようやく分かった。
 『劇場版パトレイバー2』に似てるんだ。
 会話劇とモノローグ、カリスマの存在、閉塞した時代の打破、そういう状態に追い込むことこそが目的、など。
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2015年11月26日

『伝説巨神イデオン 発動篇』(DVD視聴★★★★1/2)

 TVアニメ「伝説巨人イデオン」の劇場版の後編。打ち切りで終わったしまったテレビ版を、最終話までの4話を描いた、衝撃的すぎる物語。
 とにかくトラウマになること請け合いで、私もその一人。あのラストもそうだけど、そこに至るまでの主人公側の登場人物達が、次々死んでいく展開は心に刻みつけられた。本当に酷い、酷すぎる。同じ劇場版で、主人公の懐で白兵戦を挑まれる旧劇エヴァでも、これと比べたら生ぬるく感じてしまう。
 そして、主要な登場人物達の死に、さして意味は無い。等しく死んでいく。これもまた酷い。

 物語は、イデの力に敵味方とも振り回されて、結果、自滅していく理不尽な話ではあるものの、よくよく見ると、イデはきちんと手を差し伸べていて、それを人類側が振り払っていて、人類の業を見事に描いている。
 だからといって、あのラストはありなのか、とは思うけど。登場人物達は納得してるように描かれていても、どう考えてハッピーエンドじゃないからね、これ(笑)。

 ともあれ、アニメ好きなら観ておくべき名作です。トラウマになっても知りませんが。
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2015年11月25日

『伝説巨神イデオン 接触篇』(DVD視聴★★1/2)

 TVアニメ「伝説巨人イデオン」の劇場版の前編。
 後編である『発動篇』の前振りを兼ねた総集編のため、どうしても駆け足なのは致し方ない。それでも幾つかのエピソードで、分かり合えない人と人の業が描かれていて、さすが富野監督というべきか。
 それにしても、主役メカのイデオンもダサいけど、敵の重機動メカのダサさも半端ない。これでプラモ売ろうとしてたのだから、凄いセンスだと思う。
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2015年11月18日

『岸辺の旅』(なんばパークスシネマ★★★★)

 死んだはずの夫が戻ってきて、夫婦で旅をする物語。
 というあらすじとは全く印象が違う映画。片方は死者なのに、そう感じさせない、何とも不思議な雰囲気がある。でも時折ホラー風になるのは、黒沢清らしいというべきか。
 死者であることを感じさせない淡々とした佇まいの浅野忠信と、それを何事も無く受け入れる深津絵里、この夫婦の、冷めたようでいて、夫婦愛を感じさせる演出が何とも良い。
 物語は淡々とし過ぎてるとは思うけど、幕引きも良かった。

 ちなみに、この映画で一番怖いのは、蒼井優であることは間違い。
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2015年11月13日

『ジョン・ウィック』(TOHOなんば★★★1/2)

 亡き妻から贈られた愛犬を、マフィアのボンボンに殺された元凄腕の殺し屋の復讐劇。と書くとバカ映画っぽく思えるけど、キアヌ・リーブス演じる必ず殺すマンな殺し屋の無双を思う存分愉しめるステキ映画だったりする。
 ただ断っておくと、愛犬を殺されて復讐、というのは笑うところでなく、結構納得いく描写になっている。あとあんな愛らしい犬を殺されたら、そりゃキレるわ(苦笑)。
 アクション映画としても悪くない。一対多の銃撃戦で、相手の身体を極めて投げて無力化してる間に、違う相手を射撃しつつ、回復する前に数発撃ってとどめを刺す、という流れが素晴らしい。きちんと防弾チョッキを着てるのも良い。
 でも一番面白いのはその設定と世界観。キアヌに会った相手は、驚き慄くか、敬意を払うか、どちらかの反応で、伝説の殺し屋を見事に描写してる。引退する前はどんだけ凄い殺し屋だったんだ、キアヌ(笑)。それに裏社会のルールに則って殺し屋達が生活してたり、独自の報酬のコインが運用されてたりとか、殺し屋が滞在する専用のホテルとか、死体をクリーニングしてくれる清掃業者とか、愉しすぎる。
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2015年11月08日

『ヴィジット』(TOHO梅田★★1/2)

 M・ナイト・シャラマン監督完全復活、というのはちょっと言い過ぎだと思うけど、ホラー・サスペンスとしては悪くない出来。少なくとも次回作は期待してもいいかも、という気分にはさせてくれた。
 とはいえ、真相の内容が内容だけに、真相が分かるのをもう少し引っ張った方が良かったのでは? そこからの展開も微妙。所詮、相手が相手だしなぁ。
 POV形式はすでに手垢まみれではあるものの、構図や怖がらせ方は良い感じ。それでも老婆がわざわざカメラ動かしたりとか、無理があるよなぁ。あと不自然な演出が多くて、思わせぶりなだけだった気がするが、どうなんだろう?
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2015年11月03日

『顔のないヒトラーたち』(シネ・リーブル梅田★★★★1/2)

 1958年ドイツではアウシュヴィッツの虐殺が知られていなかった、という事実に驚き。正義を貫こうとする若い検事により、その事実が日の目を見る、アウシュヴィッツ裁判までを見事に描いている。
 今だからこそアウシュヴィッツの虐殺は知れ渡っているが、初めて自国の闇を知った主人公たちの心中を考えると、やりきれないものがある。まさしく『深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』という言葉通りだろう。
 ただそれを単に善悪で切り捨てず、闇はどこにでもあるとしているのも良い。
 またアウシュヴィッツ裁判に至るまでの史実も興味深いが、人間ドラマとしても良い。
 ドイツ国内の臭いものには蓋をしようとする反応、被害者たちの思い出したくない過去と対する苦悩、望まず加害者になってしまった者の深い後悔、ナチスはどこにでもいたのだという事実を突き付けられる展開など、それらを絡ませた脚本は見事。
ラベル:映画
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