2018年06月16日

『夜明け告げるルーのうた』(TOHO梅田★★★)

 人魚だったりバンドだったりと色んな要素は入ってるけど、見事なまでに王道のボーイミーツガールな物語で、すごく面白かった。テンポがいいのと、強引なまでの展開が逆に清々しい。
 若さっていいなと素直に応援したくなるのもポイント高し。
 少年は人魚の少女と出会うことで、笑うようになり、前を向くようになった。豪速球の青春モノであり、観てるこっちが照れてしまう。主題歌であり、主人公が歌う、斉藤和義の「歌うたいのバラッド」が、聞いていてとても気持ち良い。いいアニメでした。
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『パトリオット・デイ』(TOHOなんば★★★)

 2013年のボストンマラソンテロ事件の映画化なんだけど、冒頭のテロ発生までのリアリティがよくて、それだけにテロの被害による悲惨さに目を覆いたくなった。
 そこからの展開もスリリングで、実話を元にしてるのに、緊張感があるのが良かった。
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『22年目の告白 私が殺人犯です』(なんばパークスシネマ★★★)

 時効を迎えた連続殺人事件の犯人が名乗り出る、その犯人役にクズ人間演技に定評のある藤原竜也、ということで観てみたら、これが意外な拾いもの。緊張感が続く展開の上、中盤には驚かされるし、と面白かった。終盤少しダレたのが勿体無いかな。
 一番面白かったのは、連続殺人犯が告白本を出す記者会見をしてから、マスコミや世間がちやほやする前半。JKたちの浮かれっぷりや、LINEスタンプとか、リアリティありすぎ。
 まんま「但しイケメンに限る」という展開が笑えるやら、笑えないやら。
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2018年05月04日

『3月のライオン 前編』(TOHOなんば★★★1/2)

 原作の再現度が素晴らしい。物語も駆け足ながらもか、きちんと構成出来ている。原作を知らなくても全然問題なし。ただ少し冗長なのと、カタルシス少なめなのが難点。盛り上げどころを2つ用意したのは、ちょっと強引だったように思える。あれ、まだ続くの?と思ってしまった。
 役者陣がすごく熱演していて、桐山零そのままな神木隆之介、渋すぎる島田さん役の佐々木蔵之介、強面な後藤さん役の伊藤英明はかなり良かった。有村架純はミスキャストっぽくも思えるけど、これはこれで悪女とも言えない雰囲気を出していたかな。それと少しエロい(笑)。
 あと目が離せないのが、川本家の再現度。あの食卓、あの団欒、まさしく羽海野チカな雰囲気。猫もいい味出してたし、食事が飯テロですごく美味しそうだった。あれこそ昭和の家庭。
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2018年04月14日

『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(TOHOなんば★★★★)

 今の時代にこそ撮るべきとスピルバーグ監督がメッセージ性を込めた政治ドラマ。「報道の自由は、報道によって守られる」ということがどれほど大切なことなのかを、ぎゅっと凝縮していて、それでいてドラマとしても面白い。さすがスピルバーグな一作。
 反骨精神旺盛なトム・ハンクスもいいが、死んだ夫の後を継いで新聞社のトップになったメリル・ストリープが何ともいい。2人が権力者について語り合うシーンが何とも重い。
 「新聞は、権力者のためではなく、国民のためにある」今こそ胸に刻むべき言葉だ。
 でも一番好きなのは、トム・ハンクスの自宅に集まって最高機密文書をパズルよろしく確認してるシーンで、トム・ハンクスの娘が記者達にレモネードを売りつけてるところ。しかも売れると分かって、しっかり値上げをしてるし。スピルバーグらしい描写だなぁ。
ラベル:映画
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『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(シネ・リーブル梅田★★★)

 ヒーロー誕生の物語を、現代イタリアで、しかもアニメを題材にするとこうなるのかと、少し愉しかった。
 物語としては少し安易だし、直球すぎるところはあるけど、やはりヒーローが如何にしてヒーローになるのか、という熱量は感じられて良かった。
ラベル:映画
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2017年12月16日

実写版『鋼の錬金術師』(なんばパークスシネマ★★)

 頑張ってるし、きちんと原作を読んでるのも分かる。でもそれだけに空回りっぷりが見てて辛い。
 コスプレ感は思ったより酷くなく、そのうち慣れるんだけど、エピソードをあれもこれもと詰め込んだ結果、重みを全く感じさせないのには、最後まで慣れなかった。
 ハガレンとしては、詰め込みすぎで深みが感じられないから、原作ファンが怒るのも分かる。
 映画としては、説明セリフが多すぎで、登場人物に共感する前に話がどんどん進むから、盛り上がらない。
 つまり普通につまらない映画でした。

 そういえば、Dr.マルコー演じる國村隼は、どう見ても國村隼にしか見えないので、きっと夜な夜な褌一丁で鶏殺してたり、地下で非道な人体実験をしても「礼には及びません、仕事ですから」とか言ってるに違いない(色んな映画混ざり過ぎ)。
ラベル:映画
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『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(なんばパークスシネマ★★★★)

 事件らしい事件は起こらず、それどころかすでに起きてしまった後の物語であり、淡々と静かに話は進む。
 では何もないのかというと、そんなことはなく、観終わった後に、ずっしりと来るものがあり、もう一度観たくなる。
 そんな不思議な映画だった。
 この映画の凄いところは、深い心の傷は、時によって癒されることはない、ということを真摯に描いていることだと思う。そんな残酷な現実を淡々と描いている。
 でもラストに少しだけ希望があった。それで少し救われた気分になった。
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2017年12月10日

『ローガン』(なんばパークスシネマ★★★★)

 老いたウルヴァリンこと、ローガンの最後の旅を描いた映画だけど、それは西部劇であり、ロードムービーであり、何とも郷愁にかられる物語だった。
 戦いに疲れた男と、次世代を担う少女との、少しの間の触れ合いを見事に描いていて、アメコミという枠を越えたと思う。
ラベル:映画
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『メッセージ』(TOHOなんば★★★★)

 SFを116分間堪能出来て、大いに満足。徹頭徹尾SF映画で、異星人とのファーストコンタクトをワクワクしながら観てたけど、あの仕掛けに途中で何となく気付いた時には、SF映画の醍醐味をまざまざと感じられて、すごく嬉しかった。
仕掛けに気付くと、もう一度観たくなるし、そもそもこの映画の脚本と構成が、どれほど良く練られているのか、というのにも気付かされるのが嬉しい限り。
 「そこに自由意志はあるのか」と問いかけられているのも、愉しかった。いやー、これぞSF映画。
ラベル:映画
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2017年12月02日

『GODZILLA 怪獣惑星』(TOHOなんば★★★★)

 かなり異色なゴジラ映画で、SFアニメに特化されてるのは人を選ぶ気がするけど、その尖り具合がすごく面白かった。虚淵玄らしいケレン味のある脚本で、観終わった後に「やってくれたな!」感がありありと。後半の作戦が畳み掛ける展開で熱かったのも嬉しい。
 3部作の1作目ということで、かなりエグいところで終わって、あの絶望感が半端ない。「こいつに勝てるの?」感は、シンゴジラを越えてる。それだけに「決戦機動増殖都市」というパワーワードから連想されるアレとの対決にワクワク。早く次が観たい!
ラベル:映画
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『スプリット』(TOHOなんば★★★)

 ネタバレする前に観てよかった! ラストに「まさかこれもしかして」と思った時、ゾクゾク来て、「やってくれたぜシャマラン!」と喝采。これは本当に一部の観客にしか来ないものなんだけど、自分は見事に対象でした。逆にほとんどの観客には疑問符しか残らないかと。
 ただ1本の映画としてはちょっと微妙。思わせぶりな展開や、場面がコロコロ変わるので、怖さはあまりないし、最後の豹変からはちょっと唐突。普通のどんでん返しを期待してると肩透かしかも。
 でも突き刺さる人には突き刺さるので、ネタバレ読む前に観て欲しい。
ラベル:映画
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2017年11月26日

『グレートウォール』(TOHOなんば★★★)

 僕の考えた最強の万里の長城! みたいなステキ中華ギミック満載のバカ映画でした。
ツッコミどころ満載なんだけど、それが愉しくて仕方がない。バトルも、冒頭のバンジージャンプ攻撃から心わしづかみで、終始ワクワク感たっぷり。愉しすぎる。
 主人公マット・デイモンを如何にして最前線で戦わせるか、という点にだけ絞った超剛球な脚本でした。始めの将軍の犬死っぷりとか、リン将軍の無謀な気球大作戦とか、大好きです。
 みんなで観ると大盛り上がりすること間違い無しの、バトルシップ枠な映画でした。
ラベル:映画
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『夜は短し歩けよ乙女』(TOHO梅田★★★★)

 何というかパワフルという他ない物語で、どこに向かい、どこにたどり着き、どうオチを付けるのか、ワクワクしながら観てた。また『君の名は。』のリアルさとは対極のような、アニメでしか表現できない描写を見事に描いていて、それが凄く愉しかった。
 実は湯浅政明監督の作品は初めてなのだけど、なるほど、これは独特だ。
 賛否両論というより、好き嫌いが激しい、という感じ。アニメらしい、でもどこか童話のような幻想的な雰囲気を持ってる作風は、この原作に見事にマッチしていて、それも愉しかった。
 あと観てる途中は気づかなかったけど、一夜の物語でありながら、四季の物語である、ということにエンドロールで気付いた。こういう作りも面白いなぁ。
ラベル:映画
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2017年11月19日

『ジグソウ ソウ・レガシー』(TOHOなんば★★★)

 あれ、もっと駄目かと思って期待せずに観たら、意外にも面白かった?
 シリーズ全部は観てないけど、1作目の雰囲気が1番出でる気がする。拷問パートと捜査パートのバランスが取れてて、最後まで退屈しないのが良かった。ただ意外性があんまりないのは仕方なし。
 何をやってもジグソウの思惑通りでツッコミどころが多いのも、作ってる時が一番愉しいだろ?と思えるピタゴラスイッチな拷問も、ご愛嬌。
 でも上から刃物投げる大雑把なやり方は、それで連中が死んだら、以降の仕掛け台無しだろw
 にしても、あの熱血指導っぷりには、失礼ながら大いに笑わせてもらった。ハンドメイド拷問装置教室だ。
ラベル:映画
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『インビテーション』(DVD鑑賞★★1/2)

 離婚した妻から招待されたディナー。だけど何かがおかしい。
 不穏な雰囲気がじわじわとまとわり付く感じで、それ自体は良い。でもそれだけが延々と80分続くのがツラい。一度展開がひっくり返るので驚いたけど、また停滞したのが勿体無い。畳み掛けて欲しかった。
 それだけ勿体ぶったのに、残り20分の展開は呆気なく、正直拍子抜け。
ラベル:映画
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2017年11月12日

『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』(TOHO泉北★★)

 エグゼイドのゲームネタを存分に活かした、とは言い難い映画。ネタとしては何でもありだけど、ゲームだからって唐突感しかない。特にショッカー首領三世は適当すぎだろ。
 あとモモタロスをいじってればいい、というのが安易。
 昔のキャラをただ登場させただけでワクワク感が出ると思ったら大間違い、という良い見本。
ラベル:映画
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『トリプルX 再起動』(TOHOなんば★★★)

 とにかく馬鹿。
 冒頭のタイムリミット10分の理由で、観客にもこの映画に中身がないことが明確に提示される、清々しさ。かっこいいシーンをつなぎ合わせただけなんだけど、それはそれで面白いんだから、困ってしまう。でもギャグはあんまり笑えない。
 ドニー・イェン兄貴が強すぎて、アクション見てるだけで幸福な気分になれるのは嬉しいところ。
 でもあの連中は何考えて行動してるのかさっぱり分からないし、そもそも登場人物の会話の中身が空っぽ。でもそういう映画なんだよ!
ラベル:映画
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2017年10月07日

『エイリアン コヴェナント』(TOHOなんば★★★)

 確かに『プロメテウス』と『エイリアン』を繋げる話ではあるものの、そこにこだわった結果が、あのすっとこどっこいな乗組員のドタバタ劇なら、いかがなものかと。中盤の爆発シーンには失笑しかなかった。ラストのオチもバレバレでかなり微妙。
 エイリアンらしい怖さや迫り来る恐怖はあまりなく、どちらかというと『ブレードランナー』っぽい、SF映画を見せられてるような気がして、これは何の続編だっけと首を傾げる始末。
 とはいえ原点回帰しようにも、これだけエイリアンの存在が観客に知れ渡っていると、エイリアンそのものの怖さを描くのは厳しいんだろうな。でも期待してしまうのは、やはりドキドキ感なんだ。
ラベル:映画
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『イレブン・ミニッツ』(DVD鑑賞★★)

 ピタゴラスイッチかよ!と叫びそうになってしまった。
 11分間の群像劇で、何か起こりそうな雰囲気だけで持たせているだけ。登場人物達を表層的にしか描いてないから、ラストも何のカタルシスもない。個人的には大外れ。
ラベル:映画
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