
成田良悟「バッカーノ! 2002【B side】Blood Sabbath」
【上下巻では消化不良、やはり完結編が欲しかった。でも余章が……】
2002のAsideの裏面となるこの巻では、もう一隻の豪華客船の話に終始すると思いきや、一気に二隻まとめて解決してしまうと、完結編も兼ねてました。
これは明らかに消化不良。
Asideで登場した新キャラもほとんど出番はなく、これは何とも寂しい限り。Bsideだけ見れば、仮面職人の社長とエルマーの関係や、如何にも成田キャラのエイジング、怪しげな宗教と面白い要素は満載なだけに、上下巻ではさすがに物足りなく、もっとじっくり描き込んで欲しかった次第。
大人の事情とはいえねぇ。。。
でもそんな印象も、あとがきの後の余章のおかげですっ飛びました。
この余章の為に2002があったといっても過言ではないだけに、振るだけ振って終わりました……冒頭のヒューイの台詞といい、この余章といい、バッカーノファンはDS版1931を買って、色々と確認する必要がありそうな感じ。商売上手いなぁ。
ちなみに、2002と現代だけあって、他の成田良悟作品ともお遊びっぽくリンクさせている模様。オリハラの名前とか、ナイルが喧嘩を負けた相手とか、色々と想像出来るのも、一つの愉しみ。
