2007年11月03日

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』(10/8)

「プラネット・テラー in グラインドハウス」
原題「Robert Rodriguez's Planet Terror」/2007年アメリカ/105分

【監督】ロバート・ロドリゲス
【脚本】ロバート・ロドリゲス
【製作】ロバート・ロドリゲス
【出演】ローズ・マッゴーワン/ブルース・ウィリス/フレディ・ロドリゲス/ジョシュ・ブローリン

【あらすじ】
 テキサスの田舎町。軍事基地で極秘裏に実験が行われていた生物化学兵器が流出・拡散、そのガスを浴びた人々が次々と凶暴なゾンビへ姿を変えていく。一方、ゴーゴーダンサーをしていたチェリーは、ゾンビ化した人間に右脚を喰いちぎられてしまう。彼女は元カレ、レイの助けを借り、木製テーブルの脚を義足代わりにして逃げ延びる。やがてチェリーは失われた脚にマシンガンを装着、次々と襲いかかるゾンビや兵士に向けて怒りの弾丸をブッ放すのだった…。

【感想】
 これぞまさしくロバート・ロドリゲスのゾンビ映画。
 序盤はしっかりとゾンビ映画のテイスト(スペシャルサンクスにカーペンターの名が(笑))で、如何にもな雰囲気。ところが解体屋レイがゾンビ満載の病院に突入してからは一点、二本のナイフでゾンビを切り刻み、打ちのめし、叩き伏せていきます。
 その後は「そんなのありか」のツッコミ満載で、これがもう愉しいのなんの。
 極めつけは、CMなどでおなじみの、右足を失ったヒロインが義足代わりにマシンガンを装着して、ゾンビをなぎ倒すという大馬鹿なテイスト。
 ステキすぎ。
 でも保安官とその兄貴の最期はベタすぎるけど、泣けます。
 もっとも死亡フラグが、「自分を撃つな、お互いを撃つな、そして何より俺を撃つな!」と味方に言ったのに、しっかり誤射されてんだから、世話ないなぁ(苦笑)。

 またタランティーノから教わった『グラインドハウス』の精神を大いに発揮し、わざと画面を汚したり、音飛びさせたり、最期には肝心な場面(ヒロインのセックスシーン!)でフィルムが消失して、いきなり話が飛ぶという仕掛けには大いに笑わせてもらいました。
 そんな点も含めて、とてもロドリゲスらしい映画で愉しかった。

【総括】75点
 面白かったけど、それは単独だったなら、という意味。
 タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』を観た後だと、どうしても見劣りしてしまう。タランティーノに比べると弾け方が足りてないんだよなぁ、残念ながら。
 ロドリゲスはあくまで「考えて」作ってるのに対して、タランティーノは「考えるな、感じるんだ」で作ってる感じ。
 まあ、タランティーノだし(笑)。
 それでも単独で観ると、十分面白いし、ロドリゲス映画が大好きな映画ファン(つまり私のような大馬鹿映画好き)には文句なしでオススメかと。

 余談。
 本編上映前に流されたフェイクCM『マチェーテ』に、大いに吹いた。
 ロドリゲス映画の常連であるダニートレホを主役にして、復讐モノを撮ろうって発想が素晴らしすぎる。ダニートレホはどう見ても悪役です。北斗の拳に出てきそうなぐらい。
 でも「メキシコ人をなめるな!」ってフレーズが格好良すぎです。
 ……どんなセンスや(笑)。
タグ:映画
posted by ミハイル暁 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする
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