2014年06月15日

『アンダーグラウンド』(DVD鑑賞★★)

 20世紀最重要作品の一つとも評される、エミール・クストリッツァ監督の映画。観てみたいと思っていて、ようやく観た。でもしっくりこなかった。正直微妙。
 ユーゴスラヴィアという歴史的悲劇に彩られた国を舞台にした悲劇ではあるんだけど、ハイテンションな音楽と、喜劇じみた登場人物達の組み合わせが、どうにも食い合せが悪かった。
 悲劇を喜劇的な演出で引き立てるという演出は分かる。でも登場人物達の行動がどうしても行き当たりばったりで、共感できない。その違和感のまま、寓話的なラストを見せられてもなぁというところ。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 22:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 合いませんでしたかー。私は冒頭の、オープニングテーマを奏でながら疾走する一党の場面で鷲づかみされましたのう。あそこでひとり撃たれて死ぬでしょう。でも誰も気にせず突っ走り続ける。どう考えても狂気の沙汰。つまり「そういうことが平気で行われている世界」の話で、すなわちそれが現実なわけですよね。私はあの国の歴史をよく知らないが、現実にドラマツルギーも一貫性もありはしないし、だからこそあのようにしか撮れなかったんだろうなあと思うとね。
Posted by ぽんたか at 2014年06月15日 22:39
▼ぽんたかさん
私は逆に、冒頭の狂乱っぷりに引いてしまった感じですね。
冷めた狂気の沙汰は大好物なんですが、馬鹿騒ぎな狂気はちょっと付いていけないんですよねぇ。
もちろん、喜劇のフリをしないと、真面目に描くには、現実のほうが厳しいという
ユーゴスラビアの歴史があるんでしょうけどね。


やっぱり登場人物達に共感出来なかったのが痛かったかなーと。
爆弾で大怪我するのも間抜けすぎて、自業自得としか思えなかったので。
色々と感じるところはあるんですが、性に合わなかったというのが正直なところです。
Posted by ミハイル暁 at 2014年06月19日 23:14
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