2007年02月12日

2006年映画ベスト&ワースト

 もう2月の半ばではありますが、2006年に観た映画のベストとワーストを。
 観た映画は、28本で、そのうち邦画は7本。
 ちなみに、2005年映画ベスト&ワーストはこんな感じでした。

2006年ベスト5

1位 『トゥモロー・ワールド』
 去年最後の最後に観たこの映画がベスト1位。それほど衝撃的な映画でした。
 冒頭十分で叩き込まれる、絶望的な近未来像にただただ圧倒されましたね。そんな中でも一心不乱にもがき続ける主人公の姿に共感しまくり。

ベストシーン
●クライマックスの6分以上の長回し

 ここの映像は鳥肌モノ。銃弾飛び交う修羅場にまるで自分がいるような臨場感。
 だからこそ、その後の奇跡に対して涙が止まらなかったです。

2位 『ホテル・ルワンダ』
 公開が決まるまでの経緯もさることながら、映画としても一級品。
 実話なだけに、色々と心に突き刺さる映画でした。

ベストシーン
●妻子と別れてホテルに残るシーン

 自分がホテルからいなくなれば、ホテルにいる人々が虐殺されてしまうだろうと分かっていながら、残れば妻子と二度と会う事が出来ないかもしれない。その苦悩が画面ににじみ出てるようなシーンでした。

3位 『時をかける少女』
 まごうことないジュブナイル!
 キャラも物語もぐりぐり動く様は爽快そのもの。

ベストシーン
●まことがカラオケの延長にまでタイムリープを駆使するシーン

 アホの子だなぁ(誉め言葉)というのが、十二分に理解出来ました(笑)。

4位 『ユナイテッド93』
 結末が分かっているジェットコースタームービー。それ故に恐ろしかった。
 また監督の右にも左にもぶれない視線と姿勢が心地よかった。

ベストシーン
●2機目がツインタワーに突入するのを皆が知ったシーン

 このシーン、本当に鳥肌が立った。役者ではなく、殆ど本人が演じたこの映画でのこのシーンは、おそらく演技ではなかったはず。それは悪夢の再現に他ならなかったのではないかと。

5位 『カポーティ』
 作家の業を見事に描ききった事に素直に感服。
 またホフマンの熱演が素晴らしかった。

ベストシーン
●絞首刑前の犯人達にカポーティが最後の面会をしたシーン

 彼らを「金脈だ!」と叫んだのもカポーティなら、絞首刑前の彼らに許しを請うたのもカポーティ。まこと物書きというのは、何とも度し難い存在であると、まざまざと感じました。

 次点は、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『マカロニ・ウェスタン 800発の銃弾』
 前者は、暴力と過去からは逃れられないというのをストレートに描いた良作。不安たっぷりなラストもテーマに見事にマッチ。
 後者は、元気なじじい達に大笑い。その上で、ラストのオチが粋で、素晴らしかった。

 こうやってみると、去年は邦画の好調が伝えられてますが、個人的にはイマイチだったかなぁと。さほど観てないからっつうのもありますが、やっぱり観たいと思わないのですよね。
 うーん。

2006年ワースト5

1位 『ワールド・トレード・センター』
 9・11を題材にしてこの内容しか撮れないのでは、観る価値なし。パニックものとしても面白くない。
 つまりダメダメ。

ワーストシーン
●ラスト、主人公達を助けた海兵隊員がイラク戦争に従軍した事

 神の声を聞いて人命救助したと思ったら、次はイラク戦争で人殺しですか。
 なんたる皮肉。

2位 『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女』
 『ロード・オブ・ザ・リング』の二匹目のどじょう狙いはありありのクセに、そのレベルの低さにうんざり。
 この映画観た後、原作読みたいと誰が思うんだろう?

ワーストシーン
●最後の決戦シーン

 素人同士が策もなくぶつかり合うだけの戦闘。血湧き肉躍るどころか、盛り下がりまくり。

3位 『SPIRIT』
 単なる伝記映画。クライマックスの戦いの相手が中村獅童じゃねぇ。

ワーストシーン
●クライマックスの戦い

 だから全然盛り上がらないのよ、このシーン。アクション映画として致命的。

4位 『ブラックダリア』
 エルロイとデ・パルマの組み合わせで、この程度の出来かいと超がっかり。
 全体にもっさりしすぎで、緊迫感が全然感じられなかった。

ワーストシーン
●ブラックダリアにそっくりという触れ込みで、ヒラリー・スワンクが登場したシーン

 明らかにミスキャストを堂々と見せつけられてもなぁ。

5位 『ミュンヘン』
 ごめん、私には眠かった。幾ら何でも淡々としすぎ。

ワーストシーン
●ラストの主人公夫婦のセックスシーン

 セックスシーンの合間にフラッシュバックするかの如く、イスラエル選手団襲撃を襲撃したパレスチナゲリラが虐殺されるシーンが挟まれる。この演出はさすがにちょっと。。。

 もっと駄目映画があると思ってましたが、去年はそうでもなかったかな。
 でもまあ、『ワールド・トレード・センター』の駄目さ加減はダントツでしたね。直前に『ユナイテッド93』を観てたというのもあるのですが、9・11を題材にした映画のくせに、あのリアリティのなさはどうしたものか。

▼参考:映画秘宝のベスト&ワースト
 映画秘宝の先月号で発表された、去年のベスト&ワーストは以下の通り。

◎ベスト
1位 『グエムル 漢江の怪物』
2位 『硫黄島からの手紙』
3位 『トゥモロー・ワールド』
4位 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
5位 『007/カジノ・ロワイヤル』
6位 『デビルズ・リジェクト』
7位 『ホステル』
8位 『父親たちの星条旗』
9位 『ユナイテッド93』
10位 『The Hills Have Eyes』

◎ワースト
1位 『日本沈没』
2位 『ポセイドン』
3位 『レディ・イン・ザ・ウォーター』
4位 『ダ・ヴィンチ・コード』
5位 『イーオン・フラックス』
6位 『Vフォー・ヴェンデッタ』
7位 『ウルトラ・ヴァイオレット』
8位 『オーメン666』
9位 『ナチョ・リブレ 覆面の神様』
10位 『ゲド戦記』

 さすが映画秘宝なラインナップですなぁ。
 『グエムル』が1位というのが何とも(笑)。あと、ホラー映画強し。
タグ:映画
posted by ミハイル暁 at 22:22| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画ベスト&索引 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おぉ〜!レビュが細かい!
映画好きとしては興味深い記事です!

ホテルルワンダの例のシーンはよかったですよね…。
ユナイテッド93も好きな映画です。
時かけとカポーティは、観たいと思いつつ結局観れず終いでした…残念。
あ、ヒストリーオブバイオレンスも。

今年も良い映画と巡り会えると良いですね!
私はまだ1本しか観てません…のろのろスタートです。
Posted by さかたゆうみ at 2007年02月13日 10:06
▼さかたゆうみさん
レビューは半分、備忘録の意味がありますね。今回のようなベスト&ワーストの為とか(笑)。
時かけはオススメですよ。4月にはDVDが出ますので、その時にでもどーぞ。
DVD購入するかどうかは思案中だったり。
Posted by ミハイル暁 at 2007年02月14日 07:06
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/33537548

この記事へのトラックバック

2006年私的映画ベスト&ワースト
Excerpt: 早いもので今年も30分を切りました。 という訳で今年観た映画の総括などを。 今年観た映画は38本。仕事が超多忙の為か、昨年より更にダウン。観たいのに見逃した作品も多々ありました。印象としては..
Weblog: 葎座雑記
Tracked: 2007-03-04 00:42