
木村航「串刺しヘルパーさされさん ~呪われチルドレン~」
べらんめぇ江戸っ子で、文字通り串刺しになってる「さされさん」はインパクト十分。
さされさんがヘルパーとして出向く先も、さされさんに負けず劣らず呪われていて、このドタバタっぷりでキャラが活き活きとしているのは読んでいて愉しいです。
ただ1章がドタバタだったのに対して、そこからは劇を演じる話になって、少し肩すかし。終わりの方ではまたドタバタするだけに、その辺のギャップがよろしくないかと。
何となく話のピントがずれている感じがしますね。その上、串刺しになった剣があまり生かし切れてないので、1巻はさされさんを中心に落ち着いて話を進めた方が良かったかなぁと。
ただ木村航節というべきか、「呪い」という深刻なネタをさらりと書き流しているのはさすが。もちろん、放置しているわけではなく、きっちりと話に織り込んでいるので、いつでもそういう展開も大丈夫になっています。
もっとも、人間と妖怪の共存を描いた「ぺとぺとさん」でも、そういった深刻なネタは、あまり突っ込まなかったですけどね。
ともあれ、キャラはばんばん動いているので、やはり2巻に期待ですな。
ういうい。
