2018年05月04日

『名探偵コナン ゼロの執行人』(TOHO鳳★★)

 いやー、酷いお話だった(褒め言葉)。
 子供そっちのけで、公安だ、警察だ、検察だ、と相棒みたいな展開、起きる事件による被害の大きさと犯人の適当さとのギャップ、公安の無茶苦茶っぷりにオチの無理矢理っぷり、そしてそんなことなんかどうでもよくなる、ラスト30分の破天荒なアクションシーンの連続。いやはや愉しかった。
 とにかく準主役である安室をカッコよく見せる!という執念を感じさせる物語。そしてそれは大成功。
 真犯人が分かってコナンを相棒にしてからの展開が熱いこと熱いこと。あとドライビングテクニックが凄すぎ。一緒に観に行った7歳児はそこまで退屈そうにしてたけど、マリオカートみたいな狂ったアクションシーンだけで大興奮したた。分かる分かる。
posted by ミハイル暁 at 23:07| Comment(0) | ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス | 更新情報をチェックする

『3月のライオン 後編』(TOHOなんば★★★★)

 139分は長いと思うし、原作エピソードの継ぎ接ぎのようでもある。
 でも将棋を軸にして、家族の物語を丁寧に描いていて、そして見事に完結させている。
 これは原作者の羽海野チカが当初描いていたラストだろうし、原作者冥利に尽きる幸せな実写化だと正直思う。
前編と同じく、役者陣の演技は素晴らしかった。特に、原作でも屈指の名シーン「泣きじゃくるひなたに対して、膝をついて、恩を返すと零が誓いを立てる」ところは素晴らしくて、ボロボロと泣けて仕方がなかった。このシーンだけでも実写化した意味があると思う。
 この映画は、原作ファンにこそ観て欲しい。確かに後半はオリジナルの展開だし、ラストも未だに描かれていない結末を迎える。でも将棋と家族によって少年が救われる物語だ。血の繋がらない家族との物語だ。今、原作で描いているものと違いはないとそう思う。
posted by ミハイル暁 at 23:02| Comment(0) | ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス | 更新情報をチェックする

『3月のライオン 前編』(TOHOなんば★★★1/2)

 原作の再現度が素晴らしい。物語も駆け足ながらもか、きちんと構成出来ている。原作を知らなくても全然問題なし。ただ少し冗長なのと、カタルシス少なめなのが難点。盛り上げどころを2つ用意したのは、ちょっと強引だったように思える。あれ、まだ続くの?と思ってしまった。
 役者陣がすごく熱演していて、桐山零そのままな神木隆之介、渋すぎる島田さん役の佐々木蔵之介、強面な後藤さん役の伊藤英明はかなり良かった。有村架純はミスキャストっぽくも思えるけど、これはこれで悪女とも言えない雰囲気を出していたかな。それと少しエロい(笑)。
 あと目が離せないのが、川本家の再現度。あの食卓、あの団欒、まさしく羽海野チカな雰囲気。猫もいい味出してたし、食事が飯テロですごく美味しそうだった。あれこそ昭和の家庭。
posted by ミハイル暁 at 23:01| Comment(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

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