9人の部員集めからスタートなので、ちと展開がもたつくのが勿体無いし、後半その9人の印象が薄れてしまうのも残念。大勢でやる吹奏楽部らしさは出てたかな。
正直、話としては同じ部活ものの『ちはやふる』の方が上だと思うけど、ラストの展開は、方向性が全然違ってて良かった。
部活でも勝負事である以上、全員が勝者にはなれない。その時、勝ち負けだけの部活では人は救えない。どう救われるか。その答えの1つがこのラストだと思う。賛否両論も分かる気がする。
正直リアリティはないし、そんないい話はそうそう転がってない。でもフィクションぐらい、あんな風に人が救われてもいいんじゃないかと思う。あれはまさしく人が人に救われるラストだった。切磋琢磨するだけが、部活でも仲間でもない、そう思う。
ラベル:映画