2017年04月08日

『ハードコア』(なんばパークスシネマ★★★★)

 上映時間の96分間、ずっと主人公の目線のみの一人称映画(つまりFPSのゲーム画面と同じ)。
 殴り殴られ、吹っ飛び吹っ飛ばされ、落ちたり飛んだりと、嫌でも主人公の境遇を体感できてしまう。その上、記憶はない、声も出ないと、主人公と同一化を徹底してる上手い。
 一人称なだけのネタ映画かと思いきや、さにあらず。記憶をなくし、謎の敵から追われ、逃げ惑い、そして反撃していく様は面白いし、謎の味方ジミーの存在もすごくSF的だ。ストーリーはあってなきが如しだけど、後半のジミーとのやりとりは、グッと来た。あれは不意打ちだ。
 映画としても画期的だし、本当に主人公とシンクロしてる気分が味わえる96分間。但し画面が目まぐるしく動くので、観終わった後、かなり疲れた。また人がガンガン死ぬし、かなりグロい。
 人はかなり選ぶけど、稀有な映画体験をしたいなら是非とも観て欲しい。
タグ:映画
posted by ミハイル暁 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

『湯を沸かすほどの熱い愛』(なんばパークスシネマ★★★★)

 これはやられた。難病モノで安っぽい感動を押し付ける映画とは一線を画する出来。
 泣けた。
 脚本に一本筋が通っていて、構成が見事。母親との縁で、繋がった家族というべきか。
 だからこそ、土下座からの続く展開には、泣くしか無い。本当にやられた。
 タイトルがそういう意味とは、という驚きも。これは観ないと分からないけど、観ると納得せざるを得ない。すごく良いタイトルだった。
 宮沢りえの熱演もさることながら、ヒッチハイカーの松坂桃李の役どころがガツンと来た。彼が出会うことが本当に良かった。
タグ:映画
posted by ミハイル暁 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする