2016年06月29日

『アイアムアヒーロー』(TOHOなんば★★★★)

 原作未読。
 日本ゾンビ映画の快作誕生、というべき作品。大規模なパニック映画としても大満足。序盤の日常から非日常に変わるシーンは疾走感がある上に、日本らしさも存分に出てたのが素晴らしかった。
 中盤は多少ダレるけど、クライマックスの展開にはかなり燃えた。
 特筆すべきは、邦画もここまでやれるのだ!と言わんばかりの人体破壊描写やグロさ。ここまでやってくれると、逆に清々しい限り。これは確かにテレビ放映は無理だ。高速道路のシーンも今までの邦画にはあまり観られなかったもので、韓国ロケなら、ここまでやれるのか、と大いに関心。
 あと主演の大泉洋がはまり役。
 妄想が強くて、世界が一変しても自分は変われないと嘆く姿には、大いに共感できるし、それだけにジンときた。
 故にクライマックス、決意してからの展開が燃えること燃えること。まさしくタイトル通り、ヒーロー誕生。
 これもそこまでの情けなくて、でも等身大の人間を見事に演じた、大泉洋の熱演あってこそだ。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

『ズートピア』(TOHO泉北★★★★1/2)

 これは見事なバディムービー。ウサギ警察官とキツネの詐欺師の掛け合いが凄く心地よい。ひょんな事からコンビを結成し、信頼関係を作り、助け合い、でも決裂し、また関係を結ぶ。
 誘拐事件の捜査をしながら、相棒となっていく。この脚本が素晴らしい。
 物語もテンポ良く、伏線もしっかりあり、驚かす展開あり。その合間に、映画の小ネタがあったりと盛り沢山。
 しんみりしたり、考えさせられたり、ハラハラドキドキしたり、観終わった後は満腹なること間違いなし。
 この映画は老若男女にオススメ出来るかと。

 エンターテイメントとしての出来も素晴らしいけど、政治的、社会的にも、かなり深い作品でもある。
 肉食動物と草食動物が仲良く暮らすズートピアは、まさしくアメリカそのもので、何にでもなれると標榜しつつも、現実はそうではない、と突き付けてる。
 登場人物達について語るもよし、伏線を見事に回収する脚本について語るもよし、ズートピアという現実同様矛盾や差別を隠し持つ世界観について語るもよし、そんな風に幾らでも語る事が出来る素晴らしい映画だ。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(TOHO泉北★★★★)

 控え目に言っても、これまた傑作。
 オトナ帝国や戦国大合戦とは違う方向性で、これだけのものを作れるのは凄い。
 今回も、子供よりも、子供連れで来た親を泣かせる内容。子を持つ両親なら共感するお話なんだよなぁ。
 悪夢描写が生々しくて、普通にトラウマもの。かすかべ防衛隊の真っ直ぐな行動が、少女の心を解きほぐしていくのは、爽快感があって、素晴らしい。少女の父親の行動は納得は出来ないけど、親視点では共感出来るのも上手い。決着の付け方も、戦って勝ち、という単純なものでないのもまたよし。
 でも一番関心したのは、EDの夢のカット。
 あれ、すごく深い内容になってる。理解すると、また泣けてくる。父親の夢が最高だった。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

2016年06月05日

『追憶の森』(なんばパークスシネマ★★1/2)

 マシュー・マコノヒーと渡辺謙が、青木ヶ原樹海を彷徨うお話で、内容も予告編そのまんまだった。
 故に、想像以上の展開は全く無く、オチもそうなるよね、という感じで、面白みに欠けること、この上ない。奥さんとの過去話もいいんだけど、何故か心に響かないのが難点。オチも、悪くないとは思うけど、日本人なら伏線が出た時、違和感を感じるのは間違いなくて、その意味で驚きがなかったのは、仕方なし。
 にしても、一番驚いたのは、救急車搬送シーン。展開上分かってたとはいえ、病気じゃないのかよ!と心底ビックリ。唐突すぎだろ。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

2016年06月01日

『リップヴァンウィンクルの花嫁』(なんばパークスシネマ★★★)

 実は、岩井俊二監督作品を観るのは初めて。
 前半、黒木華の主体性の無さにはイライラするものの、中盤からの、現実と虚構の合間にいる、つまりは映画を観てるのだ、という感覚は面白かった。
 正直、どこで着地するのかをハラハラしながら観てたけど、夢は覚めるものだと言わんばかりに、黒木華の成長と現実への帰還で締めくくるのは上手い。面白い映画体験だった。
 あと圧倒的な百合映画。うん、悪くない。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。