2016年04月27日

『サウルの息子』(シネ・リーブル梅田★★★★1/2)

「皆さんは、強制体験型ライドアトラクション『アウシュビッツ』にて、サウルと共にユダヤ人の司祭ラビを探す旅へと出発します。なお目を背けることは出来ません。また列から離れると問答無用で撃たれますのでご注意を」

 アウシュヴィッツを追体験するために製作されたといっても過言ではなく、辛くてキツい、苦行のような映画。なので面白い映画ではないけれど、でも目を背けるべきではない。これは紛れも無く、過去にあった現実の話なのだから。
 サウルがラビを探す必死さ、最後の笑みなど、観ている時は正直分からなかった。
 でも映画評論家の町山智浩さんの解説を読んで、ようやく腑に落ちた。
 そうか、メッセージを未来に伝えるためにあれほどまでサウルは必死だったのか。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(TOHO泉北★★★★)

 オリジナル版は未鑑賞だけど、さすがにリメイク版は安定の面白さ。家出したのび太たちだけで生活するために、ドラえもんが出したひみつ道具の使い方が上手く、大人から見てもすごくワクワク出来た。ひみつ道具で戦う時も、単なる力押しではなく、一捻りあったり、きちんとピンチがあったりと、ハラハラ・ドキドキがあるので、見事な冒険活劇になってる。これぞ、映画ドラえもんの真骨頂。
 家出したのび太を見守る両親の視点もきちんと描かれていて、大人が見ても納得できる物語になってる。ラストの、机に突っ伏してるのび太を見た時の、ママの誇らしげな笑みが、何とも温かい。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする

2016年04月06日

『ヘイトフル・エイト』(TOHOなんば★★★★1/2)

 前半の冗長さも何のその、後半の怒涛の展開に引きこまれて、あっという間の168分だった。確かに駅馬車での会話の数々は、退屈ではないものの長々としてると観てる間は感じたものの、観終わってから思い返すと、登場人物達の会話のやりとりが、ラストの展開に繋がってると気付かされ、この構成は見事というほかなかった。
 全員悪党ばかりなだけに、殺す時は躊躇なく問答無用なのもまた爽快感たっぷり。命乞いも、最後の言葉も許さない、血みどろの展開も納得してしまう。
 リンカーンの手紙という小道具も機能してて、あれだけで登場人物達の立ち位置が分かるのもまた上手い。
 うん、タランティーノの映画の中でも好みの上位の作品でありました。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする