2014年06月25日

『グランド・ブタペスト・ホテル』(TOHOなんば★★★)

 実は初ウェス・アンダーソン作品の鑑賞。独特の世界観なので食わず嫌いなところがあったけど、これはタイトルからは想像もつかないほど冒険活劇モノで面白かった。とにかく軽快な語り口と、テンポの良さが心地よい。
 左右対称のビジュアルといい、ユーモアたっぷりなセンスといい、多重回想の脚本といい、映画ファンが好きそうな仕掛けがたっぷり。ドタバタの印象が強くて、後に残るような映画ではないけど、これはこれで良いな。
ラベル:映画
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2014年06月19日

『ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版』(TOHOなんば★★★★★)

 60周年記念デジタルリマスター版は本当に綺麗。これをスクリーンで観ることが出来たのは僥倖という他ない。
 まごうことない傑作。怪獣映画を怖いと思うのは本当に久しぶり。怖いのは、単純に逃げ惑う人々を撮っているからだけではない。一夜明けて、焼け野原の東京、病院での死屍累々といった、ゴジラの被害を目の当たりにさせられるからだと思う。
 廃墟も、人々が避難するのも、明らかに太平洋戦争末期を思い出させる。復興のシンボルである松坂屋が壊されるのは、象徴的だ。この映画が作られたのは、敗戦から10年経っていないというのを忘れてはいけない。
ラベル:映画
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2014年06月15日

『アンダーグラウンド』(DVD鑑賞★★)

 20世紀最重要作品の一つとも評される、エミール・クストリッツァ監督の映画。観てみたいと思っていて、ようやく観た。でもしっくりこなかった。正直微妙。
 ユーゴスラヴィアという歴史的悲劇に彩られた国を舞台にした悲劇ではあるんだけど、ハイテンションな音楽と、喜劇じみた登場人物達の組み合わせが、どうにも食い合せが悪かった。
 悲劇を喜劇的な演出で引き立てるという演出は分かる。でも登場人物達の行動がどうしても行き当たりばったりで、共感できない。その違和感のまま、寓話的なラストを見せられてもなぁというところ。
ラベル:映画
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2014年06月14日

芝村裕吏「遙か凍土のカナン2 旅の仲間」★★★

芝村裕吏「遙か凍土のカナン2 旅の仲間」★★★
コサックの公女を送り返す旅は、海路から陸路に代わったことで、さながらアラタの旅行記に。旅の風景や習慣などの描写は、その気にさせてくれて悪くないけど、展開としてちょっと地味。最後の方に事件は起きるけど、それはある意味、前巻で予告されてたから、やっと来たかという印象が勿体無い。
この巻は足場固めの巻として、次の巻に期待。
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2014年06月13日

2014年6月映画鑑賞予定

 また今月も書くのが遅くなってしまった。。。

 2014年5月に観た映画は、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』『ルパン三世 カリオストロの城 デジタルリマスター版』『プリズナーズ』『機動戦士ガンダムUC Episode7 虹の彼方に』の4本。
 オススメは、旧作を外すと『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』かな。アクション映画として面白かった。どっちかというとアメコミっぽくないので、オススメかも。

◎観に行く予定の映画
『羅生門』
 午前10時の映画祭にて鑑賞。
 まごうことない傑作。「複数の視点から同じ出来事を語らせて、真実を隠す」といった手法を「羅生門」と呼ぶのも納得。とにかく脚本が素晴らしい。たった88分間の奇跡だ。

『MONSTERZ モンスターズ』
 レイトショーにて鑑賞済み。
 素晴らしいネタ映画。ツッコミどころ満載で愉しかった。視界内の人間を操る超能力を使うと分かってるのに、登場人物達は、馬鹿か無能しかいないという壮絶っぷりがステキ。
 DVDで友達を集めて、酒飲みながら観るのに丁度いいと思います。いや、マジでマジで。

『渇き。』
 深町秋生の原作を、中島哲也監督で映画化というだけで、問題作間違いなしの映画。
 案の定、予告編からしてヤバい雰囲気が漂っている。とにかく登場人物みんなクズばかりというステキな原作を如何に撮っているのか、本当に愉しみ。

◎気になっている映画
『サード・パーソン』
 『クラッシュ』のポール・ハギス監督が、パリ、ローマ、ニューヨークを舞台に、3組の男女の別々のエピソードを巧みに交差させて描き出すミステリー・ドラマ。
 『クラッシュ』で見せた見事な群像劇を、また視せてくれればいいなと、ちょっと期待。

『300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』
 『300 <スリーハンドレッド>』の続編は、今度は海戦だ!とばかりに、ペルシア帝国VSギリシャ連合を描くとのこと。
 ただ前作の監督ザック・スナイダーは脚本と製作に回って、監督をやらないので正直微妙かも。

『オールド・ボーイ』
 パク・チャヌク監督が映画化した衝撃のクライム・アクションをスパイク・リー監督でハリウッド・リメイク。
 正直、パク・チャヌク版が凄すぎて、どうリメイクしても叶わない気がしてるけど、スパイク・リーがどう撮るのかはちょっと気になるところ。
ラベル:映画
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2014年06月12日

芝村裕吏「遙か凍土のカナン1 公女将軍のお付き」★★★★

芝村裕吏「遙か凍土のカナン1 公女将軍のお付き」★★★★
前作「マージナル・オペレーション」とは打って変わって、日露戦争後の世界を舞台に、一人目のアラタの物語。
マジオペは子供を傭兵に使うというのでどうしても陰の物語であったのを、一転コサックの公女を守るという、前向きなで、陽の物語になったのは有難い。公女も愛らしくていい感じ。先が気になる物語です。
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2014年06月10日

『MONSTERZ』(なんばパークスシネマ★★)

 素晴らしいネタ映画。ツッコミどころ満載で愉しかった。視界内の人間を操る超能力を使うと分かってるのに、人が大勢いる行く山田孝之とか、ガンガン操られる警察。馬鹿か無能しかいないという壮絶っぷりがステキ。
 自分から操られに行く石原さとみや、思わせぶりだけどツメが甘いどころじゃない松重豊とか、どいつもこいつも、もう少し考えて行動しろ。
 正直テーマは悪くないと思うけど、そのテーマのために、全てを台無しにした感がある。二人の対決のためのシチュエーションを作ろうと躍起になって、ありえない状況を作りすぎ。作ってる時に誰も気付かなかった?
ラベル:映画
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2014年06月03日

『羅生門』(TOHOなんば★★★★★)

 午前10時の映画祭にて鑑賞。まごうことない傑作。「複数の視点から同じ出来事を語らせて、真実を隠す」といった手法を「羅生門」と呼ぶのも納得。とにかく脚本が素晴らしい。たった88分間の奇跡だ。
 4人の登場人物達に同じ出来事を語らせて、何故そんな嘘を付いたのかを、一つの台詞と、登場人物達の演技で、見せ切っている。あのみっともなさこそ、百の言葉よりも雄弁に嘘の理由を物語っている。本当に素晴らしい。
ラベル:映画
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