2014年04月30日

『アクト・オブ・キリング』(シネマート心斎橋★★★★★)

 今年の暫定ベスト。但し映画としては猛毒という他無く、軽々しくオススメ出来ない。虐殺の当事者であるアンワルが当時の虐殺を演じるというのに、本人達は本当に嬉しげに語る。それは嫌悪感どころか、正視できないレベルだ。
 その虐殺は当時から現在を通じて、政府、世間からお墨付きの英雄的行為だ。故にアンワル達に罪悪感などは無い。しかし映画を通じて、アンワルはその罪に気付いていく。最後の彼の嗚咽は、観客の嗚咽でもある。
 だがそれはつまり、アンワルは怪物などではなく、観客と同じ、ただの人間であるという証拠だ。「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」これはまさしく深淵を覗くような映画だ。
ラベル:映画
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2014年04月28日

『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(シネマート心斎橋★★★★)

 若かりし頃の無茶をもう一度とばかりに、アラフォー中年親父どもが一晩で12軒のパブをハシゴするだけの話。それが唐突に地球侵略SFに早変わりする。この無茶っぷりが可笑しいやら愉しいやら。
 それでも12軒目のパブ「ワールズ・エンド」に向かって突進する屁理屈がまた面白い。加えて美味しそうにビールを呑むので、観終わった後、呑みたくなること間違いなし。いや呑みながら観たい映画だ。
 最終決戦の下りは、多少無理はあるものの、酔っぱらい相手にマトモな話は出来ないというのは全宇宙共通ということか。オチはちょっとやり過ぎ。でもまあ、ありかな。
ラベル:映画
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2014年04月26日

【湊日記】2014年花見

 久しぶりに湊のことでも。
 4月頭に、うちのTRPGサークル毎年恒例の花見を実施。
 午前中は雨が降ったり止んだりで、風も強く、かなり寒かったけど、午後になると陽も出てきて、多少暖かくなって助かった。

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 花見会場は、地元の大浜公園。
 桜は満開。次週だと散ってるだろうから、タイミングは丁度良かった。

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 相方が土曜から頑張って料理を作ってくれました。感謝。

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 40過ぎのええおっさん連中が集まって、酒盛りです。
 ちなみに私は車運転のため、アルコールなし。
 相方はぐびぐびです。この日のために自分用の酒まで購入して準備万端。

 湊は相方と交代で子守。
 おにぎりやローストビーフなどみんなが持ち寄った料理を一通り食べたら、腹も膨れて活動開始とばかりに、公園内をはしゃぎ回り。

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 男は武器を持つと人が変わるのです、ええ。
 間違いなく。

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 この日の口癖は何故か「せいぎのみかた!」
 保育所で覚えたんだろうけど、何の影響なんだろうか、これ?

 天気は多少微妙だったけど、桜は見ごろで良かった。
 来年もまたこうして集まって、だらだらぐだぐだと花見したいものである。

 余談。
 湊は、帰りの車中で即就寝。
 そのまま爆睡して、朝まで起きませんでしたとさ。
 そりゃまあ、公園内の鳩を追い回したり、木の枝を持って大冒険したりと、大はしゃぎだったので、その反動と疲れもあったんだろうけど、さすがに寝すぎです。
 さてはてほほーん。
ラベル:花見
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2014年04月25日

葦原大介「ワールドトリガー 5巻」★★★★

葦原大介「ワールドトリガー 5巻」★★★★
 ボーダー内部の模擬戦がとかく面白い。戦いの流れに一工夫があって、ちょっとした驚きがある。vs風間も良かったけど、白眉はvs緑川。ヤリの人こと米屋の解説、言い回しが絶妙。一味違う解説になってる。
 あと本編だけでなく、番外編4コマでのキャラ紹介が愉しい。この作者、ちょっと一味足して、個性的なキャラに仕上げてるのがまた上手い。ボーダー内部のキャラのやりとりだけでも十分愉しめる。
ラベル:漫画
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2014年04月16日

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 第1章』(なんばパークスシネマ★★★ ※但し押井守ファンのみ)

 まずもって押井守ファンでパトレイバー好きにしかオススメ出来ない。ギャグのような日常生活といい、説明のための延々とした語りといい、繰り返される状況といい、徹頭徹尾押井守だ。
 それさえ乗り切れば(それが難しいとも言う)、なかなか愉しめる。脚本のテンポは悪くない。登場人物は個性的だし、出前やカップ麺など食生活のエピソードはまさしくパトレイバーだ。
 等身大98式は張子の虎ではあるけど、重量感があって、存在感十分。装備品やハンガーなどと合わせてリアリティをひしひしと感じられて、この点だけでも実写化する意義はあったかな。
ラベル:映画
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2014年04月13日

『白ゆき姫殺人事件』(なんばパークスシネマ★★★★)

 湊かなえ原作らしい、悪趣味感満載で笑える映画。容疑者の事をさも真実でございと語る登場人物達の身勝手さが、悪意たっぷりに描写されている。そして流されるまま好き勝手TLするネット民の、適当っぷりは苦笑する他ない。
 ただ前半の「羅生門」を現代風にした趣向と、ツイッターのTLで拡散していく流れが面白かっただけに、後半はちょっと失速気味かな。ちょっといいオチになったのも少し拍子抜け。そういう意味では、ちょっとマイルドだったかな。
ラベル:映画
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2014年04月10日

『パズル』(シネ・リーブル梅田★★★)

 「さぁ、ゲームの始まりです」というすっかり手垢のついた物語を犯人側から描く趣向は面白い。犯人の動機やゲーム自体は、かなり適当且つ陳腐だけど、構成で見せてくれるのと、先の展開へのワクワク感があるのが良い感じ。
 夏帆が覚醒してからの演技が吹っ切れてて良かった。にしても犯人側にも、犠牲者側にも感情移入できないのは逆に凄いな。ただラスト犯人の「生きてて良かった」という言葉だけは、嘘偽りがないだけに少しだけ響いた。
ラベル:映画
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2014年04月08日

『LEGO(R)ムービー』(なんばパークスシネマ★★★★)

 大人も子供も愉しめる見事なエンターティメント。登場人物も背景も全てLEGOなので、見ているだけでも楽しいし、それが素早く組み立てられたり、壊れたりするのもまた愉しい。物語自体もLEGOの世界を見事に活かしている。
 でもこれは、子供連れで観に来た両親にこそしっかり観て欲しい映画だ。後半の展開は平手打ちされたような驚きがある。悪役であるお仕事大王の存在意義や心情など、とにかく深い。子供向けと侮るなかれ、だ。
 にしても、映画ネタ、アメコミネタ満載なのも愉しい。バットマンが大暴れし、スーパーマンとグリーンランタンの絡みや、ガンダルフにスターウォーズまで登場する始末。さすがLEGOだぜ。あと感動させておいてのオチが酷すぎだろう(大いに誉め言葉)。
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2014年04月06日

2014年4月映画鑑賞予定

 2014年3月に観た映画は、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』『ラッシュ プライドと友情』『ホビット 竜に奪われた王国』『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』『ロボコップ』『それでも夜は明ける』『LEGO(R)ムービー』の7本。大漁大漁。
 オススメは、『ラッシュ プライドと友情』。F1を知らなくてもライバルものとして出来がいい。でも本当は『LEGO(R)ムービー』を観て欲しい。子供向けと侮るなかれ、大人も愉しめる傑作かと。

◎観に行く予定の映画
『パズル』
 映画の日に鑑賞済み。
「さぁ、ゲームの始まりです」というすっかり手垢のついた物語を犯人側から描く趣向は面白い。話自体は陳腐だけど、映画の日なら丁度いい感じ。ヒロイン夏帆が良かった。

『白ゆき姫殺人事件』
 前売り券にて鑑賞済み。
 ネット炎上を題材にした、湊かなえ原作らしい悪趣味な物語。容疑者のことを周囲が好き勝手語る羅生門であり、テレビもネット民も無責任だ、と痛打するのがステキ。

『アクト・オブ・キリング』
 「あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」
 インドネシアで発生した大虐殺を、今なお英雄として平穏な日常を送っているその当事者自身による再現で映像化された、ドキュメンタリー映画。
 正直、観たくない気持ちもある。でも観たい。。。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第1章』
 『機動警察パトレイバー』を押井守による完全新作で実写化!
 ……という時点で押井守ファンのための映画なんだけど、実際に評判もその通りなので、これは観に行くべきか。
 いやまあ、押井守ファンだしなぁ。

◎気になっている映画
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
 『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライト監督とサイモン・ペッグ&ニック・フロストのゴールデン・トリオによる最新作。
 学生時代に果たせなかった、一晩で12軒のパブを巡る挑戦を題材にしたSFアクション・コメディって時点でツボです(笑)。

『リベンジ・マッチ』
 「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロと「ロッキー」シリーズのシルヴェスター・スタローンの共演で贈るボクシング・ムービー。
 これ以上の説明はいらない気がするな、これ(笑)。

『アナと雪の女王』
 大ヒット上映中の、今年のアカデミー長編アニメーション賞を獲得したディズニーアニメ。
 映画ファンなら観に行っておけ、という気がしてるんだけど、何故か及び腰になってしまうなぁ。。。
ラベル:映画
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2014年04月03日

『それでも夜は明ける』(TOHOシネマズなんば★★★)

 これは原題のままの方が良かった。12年間の奴隷生活を本当に淡々と描いている。主人公ソロモンは白人に対して抵抗することもなく、非道な仕打ちにもただ耐え忍ぶだけなので、これが観ていて精神的にきつい。とにかくやるせない。
 ラストも奴隷から解放されるものの、黒人女奴隷のルピタ・ニョンゴは取り残されたまま。家族と再会するも、失われた12年間の重みで、爽快感もまるでない。骨太の力強い作品ではあるが、とにかく疲れる映画だった。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の一言感想 | 更新情報をチェックする