2013年07月28日

西尾維新「暦物語」★★1/2

西尾維新「暦物語」★★1/2
全12章の短編集。阿良々木暦と一癖も二癖もある女性陣との掛け合いだけ、といっても良い内容。テンポも良く、面白くはあるが、それだけでもある。次回作の引きだけがある外伝と言っても差し支えない。正直、完結してからでも良かったのでは?
posted by ミハイル暁 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説&漫画 | 更新情報をチェックする

2013年07月24日

芝村裕吏「マージナル・オペレーション02」★★★★

芝村裕吏「マージナル・オペレーション02」★★★★
「今でも僕は夢を見る事は出来ないが、今ではそれでもいいやと思っている。子供たちの話す夢が僕の夢だよ。ラノベやマンガを読んでいた頃とどれだけ違うんだとは思うけど、僕個人としては満足している。驚くほど満足している」

 民間軍事の世界で「子供使い」と異名で呼ばれることになった主人公アラタの、新しい戦場は東京だった。とはいえ、描かれているのは、子供たちに四苦八苦する30過ぎの男の姿だ。そのギャップが面白い。ラノベを読む層ではなく、子供を持つ親が読むと色々と感慨深いものがあるだろう。
 もちろん軍事モノとしても面白い。アラタのオペレーションはゲーム的でありつつ、1巻での出来事があったからこそ、ゲームとは無縁の重みを感じさせて、それも魅力の一つだ。
posted by ミハイル暁 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説&漫画 | 更新情報をチェックする

2013年07月22日

風立ちぬ ★★★★1/2

夢をただひたすらに追いかける男の物語。それしかない。余分なものは全て削ぎ落として、ただただそれだけを描いている、宮崎駿の趣味全開の映画。テンポの良さと説明不足が紙一重だ。エンターテイメントでもなく、賛否両論は間違いない。
夢を追いかけることが素晴らしい、とは描いていない。二郎が辿り着いた場所、ラストシーンは二郎にとって地獄だ。それでも夢は追いかけるしかない。これは一人の男が、夢を掴むために歩いた軌跡を描いただけの物語だ。凄かったし、良かった。
ラベル:映画
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2013年07月21日

悪魔のいけにえ ★★★★

今更ながらに鑑賞。扉を閉めるシーンの絶望感が凄まじい。現れて一撃食らわすシーンは、鑑賞者の心こそカウンターで打ち砕く。背後から追いかけてくるシーンはまさに生き地獄。もっとも逃げた先もまた地獄と、一家総出の歓迎は勘弁だ。
不審なヒッチハイカー、不安を煽る田舎者、古びて意味ありげなキャビン、そして禍々しい部屋の調度品。『キャビン』を見た後だと、ちょっと笑えてしまうぐらい、古典で定番だ。やはり名作は語り継がれるだけの理由があると、深く納得した。
ラベル:映画
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2013年07月20日

【ぐだだだ】第10ターンPC情報

 『ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス~偉人はいかにして幽霊になりしか~』の第10ターンのPC情報は以下の通り。
◎ヨハネ参世
 霊力  582610→910290(+327680)
 影響力 539700→864700(+325000)
 称号『レオナルドの友』
 称号『出席:吉田鎮也葬儀』
 称号『有用←岡田正』
 称号『役職:陰陽課監査室立上責任者』

 リアにて『役職:陰陽課監査室立上責任者』発行。どの程度の役職か、権限がどのぐらいあるのかも分からないので、何の感慨も沸かないな。

 紙も届いたし、ぐだだだもこれにて終了だなー。
 鳴かず飛ばず、平穏無事な一年でした。つまり駄目駄目。
 とほほのほ。

 次回作があれば、もちろん参加しますが、次はもう少し頑張りたいところ。
 さてはてほほーん。
ラベル:ぐだだだ gddd

2013年07月19日

【ぐだだだ】第10ターンリアクション到着

 『ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス~偉人はいかにして幽霊になりしか~』の第10ターンリアクションが無事到着しました。
 そんなこんなで最終回であります。思えば遠くへ来たもんだ。

 さておきリアのことでも。
◎ヨハネ参世
 X103690「宮内庁陰陽課監査室」 担当:上岡統

 今回もXリアでした。
 タイトル通り、そんな新部署が出来ました。
 以上。
 一年間お疲れ様でしたー。

 リア交換はいつも通りOKなので、ブログに載ってるメアドに連絡をくれるか、ツイッターで教えてくれてもOKですー。お気軽にどうぞ。
ラベル:ぐだだだ gddd

2013年07月15日

100回泣くこと ★★

カッとなって観に行った。反省はしてない。記憶喪失と難病を、美男美女でコラボしてみました。以上。この物語では100回どころか1回も泣けない。あと周囲の人間が全員グルでした、という展開は、ホラーかと思えるぐらい怖すぎだ。
ラベル:映画
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2013年07月13日

劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ ★★★★

何を言ってもネタバレになりそうなので、言えるとしたら、めいいっぱい笑わせてもらった。いやー、愉しかった。ファンなら絶対オススメ、ってことぐらいか。さすが原作者書き下ろしだけあって、ツボを心得てる。
にしても声優が豪華過ぎる。レギュラーだけでもスゴいのに、ゲストもまた大物揃い。某キャラが喋った時は笑いが止まらなかった。あとクライマックス、完結編ならではのコラボには驚いた。あれは美味しすぎるだろ。
ラベル:映画
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2013年07月12日

フッテージ ★★

スナッフビデオものかと思いきや、引越し先に何かがいる系ホラー。出来は悪くないんだけど、主役のイーサン・ホークがビビり過ぎで、ちょっと拍子抜けに。あれです、自分より怖がってる人がいると、逆に冷静になるってヤツ。
あと、イーサン・ホークへの嫌がらせがすごい地味。まどろっこしいんだよ!と思ったら、一応理由があったのには驚き。ただ迂遠すぎるし、映画としてこの程度の話に2時間は長すぎる。
ラベル:映画
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2013年07月10日

嘆きのピエタ ★★★★

初キム・ギドク監督作品鑑賞で、コイツはキツかった。暴力よりエロスより愛が堪える。愛を向ける方向によっては、心を切り刻む刃以外の何物でもない。愛を知らずに生きていれば苦しまなかったのに、というのが最もキツい形で提示される。
そして絶望的で救いはない。廃ビルで老婆が現れた時、観てた者は一片の救いはあるのではないかと期待したが、それは一番わかり易い形で裏切られる。だからこそ、ラストシーンの赤い一筋に徹底的に打ちのめされるのだ。
ラベル:映画
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2013年07月08日

『風立ちぬ』の企画書で観るのを決めた

 ジブリ新作『風立ちぬ』は、当初ジブリアニメにさほど関心がないのであまり観る気はなく、主役の声優が庵野秀明になって、話題作りかなーぐらいな程度だった。
 でも劇場で、4分間予告編を観て、作画の凄さと、ゼロ戦のつくり上げる話と知ったことで、ぐわっと観る気になったのだけど、決定的だったのが、読売新聞に掲載された、この映画の企画書だ。
 この企画書は公式サイトにも掲載されている。
 これを読んだ時、正直に凄いと思った。

 自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。夢は狂気をはらむ、その毒もかくしてはならない。美しすぎるものへの憬れは、人生の罠でもある。美に傾く代償は少くない。二郎はズタズタにひきさかれ、挫折し、設計者人生をたちきられる。それにもかかわらず、二郎は独創性と才能においてもっとも抜きんでていた人間である。それを描こうというのである。


 『夢は狂気をはらむ、その毒もかくしてはならない。』という一節が、素晴らしかった。
 夢に突き進む姿を描く物語や映画は幾らでもあるけど、その夢に付随する狂気と毒について、よくぞここまで明言してくれた!と正直唸った。
 映画の出来は分からないけど、この企画書通りの映画であれば、いいなと思う。

 前売り券は購入した。あとはいつ観に行くかだ。
ラベル:映画
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2013年07月07日

2013年7月映画鑑賞予定

 2013年6月に観た映画は、『リアル 完全なる首長竜の日』『オブリビオン』『言の葉の庭』『奇跡のリンゴ』『アフター・アース』の5本。
 オススメは、黒沢清の新作『リアル 完全なる首長竜の日』。今のところ暫定ベスト。

◎観に行く予定の映画
『嘆きのピエタ』
 映画の日に鑑賞済みその1。
 これは強烈な毒を孕んだ映画だ。とにかく重くてキツい。愛では誰も救われない。しかし愛なしでは生きていけない。絡み取られてるような映画で、とにかくキツかった。

『フッテージ』
 映画の日に鑑賞済みその2。
 スナッフビデオものかと思いきや、引越し先に何かがいる系ホラー。出来は悪くないんだけど、主役のイーサン・ホークがビビる過ぎで、ちょっと拍子抜け。
 あれです、自分より怖がってる人がいると、逆に冷静になるってヤツ。

『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』
 公開2日目に鑑賞済み。
 原作者の空知英秋が描き下ろした、アニメ銀魂の最後を飾る完全新作エピソードという触れ込みは、全くもって正しく、めいいっぱい笑わせてもらった。いやー、愉しかった。ファンなら絶対オススメ。
 見どころは、映画泥棒です。いや、マジでマジで。

『風立ちぬ』
 ジブリ新作で、宮崎駿最新作。
 当初は全然観に行く気はなかったんだけど、予告編が凄かった。加えて読売新聞に掲載された、宮崎駿の企画書を読んで、これは絶対に観に行かねばと思った次第。
 「夢は狂気をはらむ、その毒もかくしてはならない。」という一文が素晴らしい。

◎気になっている映画
『サイレントヒル:リベレーション3D』
 コナミのホラーゲーム「サイレントヒル」の映画化続編。
 前作は結構面白かったので、少し気になってるけど、正直3Dは余計じゃないかな。3D料金でしか観られないならスルー予定。

『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』
 違う意味で気になってる映画。
 ほんまに真面目にタイトル付けろ、って。わざわざ3Dにする必要があるのか大いに謎。あと製作総指揮が14人も名を連ねていて、一体何がどうなったらこうなるんだろうと思った次第。阿呆ですか。
ラベル:映画
posted by ミハイル暁 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

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