きちんと振り返るようにしないと、年々何を観たのか忘れてしまいます(苦笑)。
▼ベスト
1位 『アベンジャーズ』(監督:ジョス・ウェドン)
マーベル漫画祭り!
「日本よ、これが映画だ」は、言い過ぎだと思うけど、これは見たかったアメコミの映画化。
東映まんがまつり的ワクワク感は凄かった。お祭り映画はこうでなくっちゃ。
2位 『ホビット 思いがけない冒険』(監督:ピーター・ジャクソン)
LoRの興奮再び。あの世界観をまた体験できるというだけで、幸福な時間でした。
極上のファンタジー世界を食い入るように観ました。残りの2部作も大いに期待。
3位 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(総監督:庵野秀明)
このどこに行くのか分からない感覚は、まさにエヴァ。観てる間終始愉しかった。
賛否両論もすでに旧劇で通った道。それも含めてエヴァかな。完結編が大いに愉しみ。
4位 『アルゴ』(監督:ベン・アフレック)
実在の事件の方がよっぽど映画らしいという、いい見本。手堅い作りで映画らしい映画。
派手さはないけど、演出がよくて、終始スリリング。手に汗握るとはこのこと。
5位 『トロール・ハンター』(監督:アンドレ・ウーヴレダル)
トロールは本当にいたんだ!というモキュメンタリー映画。
どことなく川口浩探検隊を彷彿とさせる。
真面目に作ってるんだけど、随所に笑える箇所があって、飽きさせないのが愉しかった。
ざくっとこんな感じで。
やっぱり『アベンジャーズ』『ホビット』は観てる間、ずっと愉しかった。考えさせる映画、はっと気付かせてくれる映画も好きだけど、やっぱり映画はエンターテイメントだと思うので、ワクワク感が大事だよなぁと。
とか言いながら、実は1位は別にあったりする。
▼番外ベスト
1位 『贖罪』(監督:黒沢清)
WOWOWドラマで、湊かなえ原作を黒沢清がドラマ化した『贖罪』が文句なしの1位。
映画じゃなくてドラマだから番外に。
ホラー映画じゃないし、なんてことないシーン、普通の日常風景が、ぞくぞくするぐらい緊張感があって本当に怖かった。この雰囲気を醸し出せるのは、黒沢清ならでは。
安定の黒沢清枠ということで、一つ(笑)。
続いてワースト。
▼ワースト
1位 『ハンガー・ゲーム』(監督:ゲイリー・ロス)
全米で空前の大ヒット、というのに騙される映画。
そうですね、トワイライトシリーズも空前の大ヒットでしたね(棒読み)。
正味、昨今のラノベの方が設定も凝ってるし、キャラ作りも上手いし、話も盛り上がる
2位 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(監督:本広克行)
踊る3よりは良かった。それだけ。
それでもラストの展開とか十分ヒドかった。バナナとかバスとか。
3位 『天地明察』(監督:滝田洋二郎)
この傑作歴史小説の映像化の意義はあった。でもそれだけ。
大筋だけはそのままに作っても、積み重ねがないから、言葉が軽くなるという、いい見本。
4位 『プロメテウス』(監督:リドリー・スコット)
『エイリアン』の前日譚なんだけど、正直どうでもいい内容。
人類の起源云々言ってるけど、見せたいものは『エイリアン』と変わっておらず。
謎自体は投げっぱなしで、かなり消化不良気味。
5位 『J・エドガー』(監督:クリント・イーストウッド)
面白いではなく、興味深い映画。出来は悪くないのだけど、山も谷もない内容。
品性はまったく感じられないが、人間臭いフーバーを描いている。ただそれだけ。
もっとヒドイ映画はいっぱいあるんだろうけど、2012年はこのぐらいで。
いや、踊るFinalはかなりヒドかったけど、ヒットはしてるんだよな。いい評判聞かないけど。
ラベル:映画