みんな夜更かしはあんまりしてないので、そこそこ目覚めは早い。
これが10年前だったら、夜更かしし過ぎて、正午近くならないと全員が集まらなかったかと。健全といえば健全だ。
朝食は、パンを焼いたり、目玉焼きだったりと、素朴ながらもなかなかなボリューム。
2日目は2ゲーム予定。
プレイするゲームは『放課後奇譚RPG』。
プレイ時間がそんなに長くかからないという話だったので、2日目の午前中にした次第。
そもそも『放課後奇譚RPG』って何?
とメンバーが思っていたところ、文庫の表紙、九月姫のイラストを見て、少し思い出す。ログアウト文庫というのが、そういえばあったなーと。
タイトル通り、学園ホラーもので、PCは学生となって学園での怪談に出くわすRPG。
そう、このRPGは『怪談に出くわす』のが趣旨なのだ。
解決するのが目的ではなくて、怪談にあってきゃきゃー叫んだり、ぶるぶる震えたりするのを愉しむゲーム。パラメータのうち、精神力が低いPCは、自ずとそういうロールプレイになり、逆に精神力が高いPCは、低いPCを横目に見ながら、「何をこんなに怖がってるんだろう?」と不思議がるロールプレイになる。
……それって面白いのかね?
そして今更ながらwikiを見て納得。
しかし実は、プレイヤーキャラクターは遭遇した怪異に対しては「逃げ回る」ことくらいしかできない(出遭った怪異から逃げるための専用のルールがある)。怪異に立ち向かうのでなく怪異に捕まらないように逃げ回りながら事件の謎を探るのである。いわば怪異とプレイヤーキャラクターが鬼ごっこしつつ、最後まで逃げ切ることを目的とするゲームと言える。
うーん、微妙なコンセプトのゲームだ。
そりゃまあ、怪談は解決するものではなく、体験するものだ、とは思うけど、RPGでそれをやっても微妙だよなぁと。
実際のプレイでも、私のPCがちょうど驚かされ役になったので、ガタブルするしかなく、怪談としては正しいけど、物語を進める役にはならず、つるぎのPCは、何が起きてるのか分からないので、PCとしては物語を進めることが出来ないという始末。
一向に話が前に進まねー。
「何かよく分からないけど、これは誰がか仕掛けたゲームだ」と、強引に解釈して、何とか話を進めたけど、本当にこれ以外はどーすればいいのやら。
プレイが終わってから、あーだこーだと語り合ったけど、システム以前の問題で、このコンセプトで盛り上がるのかしらん、という結論に。雨後のタケノコのようにTRPGが乱発された時代の遺物でありました。
物珍しい体験でした。
とはいえ、もう2度とプレイすることはないと思うけど。